なぜニンニクを食べると口臭が出るのですか?

Question なぜニンニクを食べると口臭が出るのですか?また、口臭の原因となる食べ物、口臭を消してくれる食べ物について教えてください。

Answer 口臭の原因となる硫黄化合物や金属のセレニウムの化合物が含まれているからです。

ニンニクは、口臭の原因となる食べ物の代表です。しかし、多くの料理で欠かすことができないうえ、薬効のある大事な食品です。

ニンニク口臭は、ニンニクに含まれる硫黄化合物や金属であるセレニウムの化合物が原因です。両者ともに薬効成分で、前者はアリシンやアリインが有名です。これに似た成分は一部のビタミン剤にも含まれています。また、後者にはがん予防などの重要な薬効があります。

ニンニクを食べてすぐに出てくる口臭は、水を飲めばただちに消えます。しかし、食べた後の口臭がやっかいです。消化器でアリシンからつくられるアリル化合物がニンニク口臭の原因となります。この化合物は長時間にわたり体中に残ります。小さな一片のニンニクを食べても24時間以上残り、それが肺から呼気中に出てきます。これがあの嫌な臭いとなります。一方、食べて数時間の口臭は、もうひとつの原因物質セレニウム化合物が原因です。

興味深いことに、ニンニク口臭では大量のアセトンも出てきます。ニンニクの薬効により、体脂肪が分解されてアセトンに変化し、呼気や尿中に出てくるのです。つまり、ニンニクはダイエットにも効果があるわけです。

その他、ニラやネギ類、一部の香辛料、そして意外にもブロッコリーも口臭の原因になります。一方、パセリやパセリ油が口臭を消す食品として、ヨーロッパや北米で昔から信じられているところもあります。


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