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矯正治療で歯並びをきれいにするメリットとは?

この写真は当クリニックにて矯正治療を行った治療前後の写真です。患者さんは10代女性です。

大門美咲初診時05

↑治療前 ↓治療後

大門美咲動処後05

矯正治療を行うとどんなメリットがあると思いますか?

まず、見た目が綺麗になることはどなたも感じることではないかと思います。

しかし、矯正治療のメリットはそれだけではありません。

1.歯並びがきれいになると毎日の歯のお掃除が格段にしやすくなります。
掃除がしやすくなり、歯の汚れが取れやすくなれば虫歯や歯周病になりにくくなります。
その結果、予防には非常に有利になり、年齢を重ねても虫歯や歯周病で自分の歯を失う可能性が少なくなるため、入歯やインプラントもやらなくて済むようになるかもしれません。

2.発音がしやすくなります
歯が無くなったり、すき間があいたりすると息が漏れるため発音がしにくくなります。
発音がしにくくなれば相手に通じにくくなり、コミュニケーションが難しくなるかもしれません。
ずっとコミュニケーションが苦手なまま過ごしていくのは辛いことでしょう。

3.咬みやすくなります。
歯並びが悪いと、しっかり噛んでいないため食物をよく噛み砕くことができず
美味しく食事をすることが難しくなったり、ほかの人より異常に食事をする時間が長くなったりとする可能性があります。
食事はいくつになっても楽しくしていきたいものです。

見た目を改善することも大切ですが、それ以外にも改善することによって人生をずっとグレードアップすることができます。
歯並びが悪いと将来、虫歯や歯周病になってその都度治療を繰り返し、高額な医療費が発生しつづけるかもしれません。
矯正治療をすることによって精神的にも金銭的にも有意義な人生を送ることができるかもしれません。
そのため矯正治療は先行投資として欧米では考えられています。
もちろん矯正治療は歯が健康であれば年齢は関係ありません。当クリニックでも50歳代の方が矯正治療を行っていたこともあります。

矯正治療は健康保険適応外の治療になりますが、当院では初回矯正相談は無料で行っております。初回相談でおおよその治療方針と費用についてご説明させてもらっております。その後、ご本人とご家族とじっくりと時間を取って話し合いをしていただき、矯正治療を行うか否かを決めていただいております。

この写真を使用することはご本人の保護者の方のご了解をいただいておりますので、ここで紹介をさせていただきました。


ここの管理人は

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歯周病学会推奨の子供から大人までの歯周病対策法

 日本全国の歯周病専門医を中心に構成されている日本歯周病学会から、子供から大人までを対象にしたライフステージ別の歯周病対策の最新のまとめの研究論文が出ましたので、一般の方にも内容を抜粋し分かりやすく書き直してみました。

 この研究論文は生涯を通じて虫歯や歯周病の予防をして健全な生活が営めるようにと、2011年8月に施行された「歯科口腔保健の推進に関する法律」を受けて作成されたようです。

1.14歳以下の歯周病対策

 この時期に歯周病になることは少数ですが、成人になってから歯周病のなりやすさへの影響が出ます。ブラッシング(歯ブラシ)を中心としたセルフケア(自宅で行う歯のお手入れ)できちんと歯の汚れが取れるようになれば、約10年後には歯周病になりにくくなります。歯周病の進行にともなって深くなる歯周ポケット(歯と歯肉の隙間)ができにくいということです。裏を返せば、この時期にきちんとしたセルフケアができていないと歯周病になりやすいということになります。
 また食事のとりかたや栄養についての正しい知識を身につけ、望ましい食習慣を身につけていくことが必要です。そして歯や歯肉のチェックのために歯科医院を受診して、虫歯・歯周病・歯肉の腫れなどの予防を行うことが大切です。定期受診ごとにセルフケアの方法をチェックしてもらえば、セルフケアがどんどん上手になり、その結果歯周病になりにくくなっていきます。

2.15~29歳の歯周病対策

 厚生労働省が6年に一度、全国規模で「お口に関する調査を行う歯科疾患実態調査」というものがあります。その最新版である平成23年の結果を見ると歯肉になんらかの異常のある人の割合は15~19歳で69%、20~24歳では74%となっています。ここで言う「なんらかの異常」とは自覚症状がまったくないものがほとんどで、健診などで歯科医師によってチェックされたものをさします。若い世代でも約4人中3人に歯肉に「なんらかの異常がある」ということです。
 また別の研究論文では、この若い時期に歯肉に異常がない人は50歳のときに99.5%自分の歯が残っていたのに対し、若い時期に歯肉に異常があった人は63%しか歯が残っていなかったそうです。つまり若い時期の歯肉の状態が、将来の自分の歯の寿命を左右している要因のひとつと言えます。
 そのため若いときから歯周病ケアを始めておいた方が有利になります。ケアの方法としては毎日自分で行うセルフケアと、定期的に歯科医院を受診して行うプロフェッショナルケアとがあります。セルフケアは歯ブラシで行うことは皆さんご存知だと思いますが、デンタルフロス(糸ようじ)も同時に使用した方が効果的です。歯ブラシだけでセルフケアをするよりも、歯ブラシとデンタルフロスを併用した方が歯肉の異常の回復には有効だという研究結果があります。デンタルフロスの使用方法が分からない場合は歯科医院で教えてもらえます。

3.妊娠期の歯周病対策

 妊娠時には女性ホルモンの増加にともなって、歯肉になんらかの異常が出やすくなります。更につわりがあると歯ブラシも使えなくなり、更に歯肉の状態が悪化します。そのためセルフケアだけでは十分に歯肉の異常を治すことができないときは、歯科医院でプロフェッショナルケアを受けたり、セルフケアのアドバイスを受けたりするといいです。
 歯周病があると早産・低体重児出産になりやすいという研究結果と、歯周病と早産・低体重児出産の関係はないという研究結果があり、これらの因果関係はまだはっきりしたことが分かっていないため、今後のさらなる研究結果を待っているところです。
 なお、今回の歯周病対策とは別になりますが妊婦さんでも母子ともに健康であれば、歯科治療のほとんどは可能な場合が多いです。妊娠をしていても積極的に歯科医院を受診して、産婦人科医と歯科医に相談をしながらお口の治療やケアを受けましょう!

4.30~49歳の歯周病対策

 15~29歳のところでも出てきた平成23年歯科疾患実態調査では、この世代(30~49歳)の80~90%の方に歯肉になんらかの異常があるとの結果が出ました。20歳のころに比べて更に異常のある人の割合が増えており、10人中9人の歯肉に異常があるということなので、歯肉に異常がない人の方が珍しい状態です。年齢を重ねるにつれて増加の一途をたどっている理由は、歯周病は自覚症状が出ないまま進行する病気だからです。
 さらに20~30%の方が軽症ではなく重症な歯周病へ進行しているとの結果です。歯周病は重症でもまったく自覚症状が出ない場合もあるため、重症化しやすいのです。そのためこの世代の歯周病予防は、歯周病の発症予防と歯周病の進行阻止の2段階での対策が必要になってきます。今までの世代同様にセルフケアを充実していかなければなりませんが、歯ブラシとデンタルフロスのほかに歯間ブラシが有効な方も出てきますので、定期的なプロフェッショナルケアを受けた時にチェックしてもらうといいです。
 この世代では全身疾患(内科的な病気)や喫煙が歯周病のリスク(歯周病を更に悪化させる要因)になることも、本人は知っておかなければなりません。つまり全身疾患や喫煙があると歯周病は進行しやすいということです。

5.50歳以上の歯周病対策

 30~49歳では歯周病になっている人が30%だったものが、歳をとるごとにその割合はどんどん増加していきます。そして65~69歳では歯肉の異常ではなく、完全に歯周病になってしまった人の割合が83.2%と、この世代では歯周病にかかっていない人を探すのが難しい状態になっています。歯周病になっているということは、すでに歯を支えている周囲の骨が溶けている人が83.2%もいるということです。
 しかし、70~74歳では歯周病になってしまった人の割合は10%も少なくなっています。その分、全部歯が無くなってしまった人(総入歯の人)の割合が10%も増えています。つまり、歯が無くなると歯周病も無くなります。歯周病の最後は歯が全部無くなって、そして歯周病も無くなるということです。
 この世代ももちろんセルフケアは重要ですが、歯が無くなってきたり治療をしてブリッジや入れ歯が入っていたりすると歯ブラシが難しくなるため電動歯ブラシを使用してみるのもひとつの方法です(電動歯ブラシはこの世代専用ではなく全世代で使用できます)。使用するときは定期的に行っているプロフェッショナルケアのときに相談をしてみましょう。
 この世代に見られる病気に誤嚥性肺炎があります。これは口の中のばい菌が原因で肺炎を起こしてしまう病気で、死にいたる場合もあります。歯周病ケアをして歯周病が安定している人より、歯周病が安定していない人のほうが誤嚥性肺炎の発症率が明らかに高かったという研究データがあります。つまり、口の中の歯周病菌がたくさんいると、それが原因で誤嚥性肺炎になってしまうことが考えられるということです。

 

 ライフステージ別の歯周病対策を見ると、若い世代から対策をしておけば、年齢を重ねても歯周病のリスクを下げることができます。また、どの世代であってもケアを怠ってしまうと歯周病が進行してしまい、最後は歯が無くなってしまったり、死の危険さえ出てきます。
 自覚症状がほとんど出ない歯周病は、自分で知ることができませんから、歯科医院でしっかりと検査を行い歯周病の有無のチェック、また歯周病があった場合はその重症度はどの程度のものなのか、そしてそれらの治療についてどのようなことをしていけばいいのかを明確にして実行しておかなければなりません。
歯周病の脅威から逃れるために、セルフケアとプロフェッショナルケアをしっかりと行っていくかかりつけ歯科医を持つことが大切になります。


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自分の歯が無くなったときはどうしたらいいでしょうか?

8年前に当クリニックにはじめて見えた女性の方のお話です。この内容は患者さんご本人に許可を頂いて写真等の掲載をさせていただいております。

来院のきっかけは右下の歯が取れてしまったとのことでした。

ずっと前に神経をとって差し歯にしていた歯が、虫歯が歯根の中に進行してしまい差し歯が取れてしまった状態での来院でした。

その歯は虫歯が進行してはいましたが、本人からできるだけ抜かない治療のリクエストもあったためにまずは歯を残す方針で治療を開始いたしました。

しかし、治療途中でお仕事が忙しくなり来院が途絶えてしまいました。

来院が途絶えてから約3年ぶりに来院していただいたときにはその歯は虫歯が大きく進行して、歯根も割れていました。もう既にその歯は使える状態ではないことをご本人に伝えたところ、抜歯を余儀なく選択となりました。残念ではありましたが抜歯をおこないました。

歯が抜けた 歯がない

上の写真のように、抜歯したために歯がなくなってしまいました。

さて、ここで今後の方針についてご本人と話し合いを行い、4つの方針をご提案させてもらいました。

1.ブリッジ : 両方の歯を削ってつなげていきます。金属・セラミックなどの材質が使用できます。メリットは固定式で咬み応えがあること。デメリットは健康で虫歯もない歯を削らないといけないことなど。

2.義歯(入れ歯) : 取り外し式の歯を作ってスペースを埋めます。プラスチック・軟性プラスチック・金属・ワイヤーなどの組み合わせにより作成していきます。メリットはほとんど歯を削らなくてすむこと。デメリットは咬み応えが自分の歯に比べてあまりよくないこと

3.インプラント : 歯肉の下にある骨の中にチタン製のフィクスチャー(人工歯根)を入れてそこから土台を立ち上げて歯を作成していきます。メリットは歯を削らずにすむこと、咬み応えがしっかりしていること。デメリットは顎の骨の中に人工歯根を埋め込む手術が必要で、歯肉を貫通させて歯を作ること。

4.歯を作らない : 1本だけの欠損なので歯を作らないでメンテナンスで現状維持をしながら経過観察していく。メリットは治療にお金も時間もかからず、歯も骨も削らずにすむこと。デメリットは長期的に上の歯が伸びてきたり下の歯が歯のないほうに横に倒れてきたりしてしまう可能性があし、そうなった場合その歯の寿命が短くなってしまうこと。

(そのほかにもそれぞれメリットデメリットはありますが主なものだけを記載させていただきました。院内では下記のような比較表や模型・写真等を使ってご説明しています。)

ブリッジと入れ歯とインプラント

ここでご本人は非常に悩まれ少し時間がほしいとのことでした。もちろん、どれを選択してもメリットとデメリットがあるため悩まれて当然だと思います。

そこで悩んでいる期間を使って、他の歯も同じ運命をたどらないように虫歯や歯周病の治療を行い、治療後は定期メンテナンスを継続して歯の健康を守っていました。
そのため治療終了してから今のところは歯のトラブルはありません。

むし歯や歯周病の治療期間中はなくなった歯のところについて、いろいろなお話や悩みを聞いてご説明・解説などを随時おこなっていました。

提案させていただいてから2年半後、「インプラントをします」とのご決断をなされました。(視点を変えると逆に2年半の間、4番の「歯を作らない」ことを継続していたことにはなりますが・・・・)

インプラントとは顎の骨の中にチタンでできた人工歯根(フィクスチャー)を埋入して、それを土台として歯を作っていきます。

まずは人工歯根が埋められるだけの骨があるかどうかを調べるために、CTによる骨の検査を行いました。CT検査の結果十分な骨があったために人工歯根を埋入する計画を立てました。

骨の中に人工歯根を埋入する手術を行い歯肉を切開したところの治癒を待って経過観察を行いました。人工歯根を埋入する手術とは麻酔をした後に歯肉を切開し、顎の骨を露出させて人工歯根を埋めるためにドリルで骨に穴を掘ります。その穴に人工歯根を埋め込んで切開した歯肉を元通りに縫合して手術を終えます。人工歯根と骨が安定するために今回は3ヶ月間の期間を待つこととしました。

3ヶ月たったところでインプラントから土台を立ち上げるために歯肉の一部を切開する手術をして、土台まで作ります。その土台に合うように白い歯を作成して口のなかに装着しました。

インプラント 白い歯

インプラント術前 インプラント術前

上の写真がインプラント治療後の写真、下の写真が治療前のものです。

2本並ぶ銀歯の手前に白い歯が入りました。装着後はほとんど違和感もなく

「良く咬めて調子がいいです」

とおっしゃっていただき、ほっとしました。現在も、定期的にメンテナンスをしながら自分の歯とインプラントの歯を長く使っていけるよう、患者さん本人とわれわれ医療サイドと一緒になってがんばっていこうと思います。

ここでこの方の治療経歴から振り返って考えてみましょう!

今回はインプラント治療によって歯を回復し咬めるようになりました。不都合に感じていたことから回復できていれば、良かったと思います。
これからは毎日自分でお手入れをして、定期的にクリニックを受診してもらい、このインプラントが長く使っていけるように定期健診とメンテナンスをしていかなければなりません。
たとえば、今回の方が「インプラント」ではなく、「ブリッジ」や「入れ歯」や「歯を入れない」ということを選択したとしても、やはり治療後には定期健診とメンテナンスは必要になってきます。

8年前に受診したとき虫歯が進行したことによって差し歯が取れてそのまま放置したことによって抜歯となってしまいましたが、虫歯が進行して差し歯が取れないようにメンテナンスを行っていれば、ひょっとしたら差し歯は今でも健在していてインプラント治療は必要なかったかもしれません。

このようにむし歯や歯周病が進行してから処置を行うと、このようにいろいろな悩みが生じたり治療期間も治療費も多くかかってしまいます。

そこで

インプラント治療後(そのほかの治療後も含めて)も長持ちさせるためにメンテナンスや予防をしていかなければいけないのなら、むし歯や歯周病が進行する前に予防処置や初期の治療を行い、健康な歯の状態でメンテナンスをしていって、健康な自分の歯のままでいたほうがいいと思いませんか?

これがむし歯や歯周病を予防してメンテナンスを推奨する理由なのです。

いつでも何歳でもかまわないので、今ある自分の歯を失う前に、できるだけ早くから予防処置とメンテナンスを是非開始してください。


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歯のマニキュア風のホワイトニング

むし歯などによって歯の神経を取ると、時間がたつにしたがって変色してくることをみなさんご存知でしょうか?

特に前歯の1本だけ神経を取ってあると、そこだけ変色してしまい笑ったときの印象が変わってきます。

そんな変色した歯でお悩みの方へオススメなのが白いジェル状のものを塗って変色した黒さをコーティングしてしまう方法があります。

20代女性の例です。

左上の前歯を数年前に神経を取ったために黒く変色してきました。ずっと悩んでいたようで歯のマニキュアを提案させていただきました。

処置前の写真です。

上の前歯が神経を取って数年したら1本だけ黒く変色してしまいました上の前歯が神経を取って数年したら1本だけ黒く変色してしまいました  上の前歯が神経を取って数年したら1本だけ黒く変色してしまいました

そこで、歯のマニュキアを黒く変色した歯1本だけに処置を施しました。処置時間は数十分です。

そして処置後の写真です。

歯のマニキュアによって黒さをマスキングして白くしました。数十分の処置時間です歯のマニキュアによって黒さをマスキングして白くしました。数十分の処置時間です  歯のマニキュアによって黒さをマスキングして白くしました。数十分の処置時間です

数十分の処置でこれだけ変化させることができました。

このような歯の変色でお悩みの方に提案できる1つの方法です。

この処置のメリットは

即日で処置ができる。そのため翌日にパーティ、旅行などプライベートでイメージアップをはかりたいとき、営業、商談などコンプレックスとなっている口元を気にせず相手の目の前で話ができることなどメリットが大きいです。

また、チラッと見える金属部分にも部位によっては応用可能です。金属の上にこの白いマニキュアを施します。その適応に関してはご相談ください。

デメリットとしては

黒さを隠すために白いジェル状の材料を厚く盛るため他の自分の歯と全く同じ色合いにすることが困難なこと。そして耐久性はそれほどなくだんだん剥がれてくるので長期間の効果は期待できません。

歯を白くするホワイトニングの1つのオプションとして検討してみてはいかがでしょうか?

【処置料】

1回の料金は1本で3,000円(+消費税)です。同時処置なら1本増えるごとに1,000円(+消費税)の加算となります。

このケースのように1本だけ施行するときは3,000円(+消費税)となります。

例えば、犬歯から犬歯の間の前歯6本を行うとすると3,000+1,000×5=8,000円(+消費税)となります。


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矯正治療は大人でもできますか?

Question 子どもの矯正治療を見て、わたしもしたくなりました。大人でもできますか?費用は大人と子どもとではちがいますか?

Answer  大人でもできます。費用は子どもと基本的に同じです。

当院では「子どもが治ったのをみて私も」「うちの子と一緒に」というお母さまが多くなっています。励ましあって矯正治療をなさる姿はとても微笑ましいものです。

ちなみに当院では永久歯の治療に変わりないので、大人も子どもも同じ料金です。

矯正技術の進歩によりいろいろな矯正治療法がありますので、歯が存在し、それを支える歯槽骨さえあればいくつになっても矯正適応年齢です。アメリカ矯正学会で有名なザクリソン先生は、60代はもとより70代、80代の方の矯正治療例を発表されました。

例えば62歳の女性という方もいます。お孫さんの治療に付き添ううちに昔から気になっていた出っ歯を治したいとはじめました。治療後は、よく噛めるようになっただけでなく、横顔も美しくなって若々しくなりました。現在74歳ですが毎日生きいきとしているそうです。

年をとると食べることがとても重要になります。40歳で噛み合わせに不安があるという方は、平均寿命から考えたらまだ倍以上の年数で自分の歯を使う計算になります。長い人生を素敵に過ごすため、ぜひ矯正治療をおすすめします。ただし、40歳を超えると歯周病にかかっていたり処置歯が多かったりと治療が難しくなってきます。信用できる先生とじっくり話し合ってください。また、子どもの頃に比べ、適応能力が落ちてきますから、矯正装置の違和感がなかなかなくなりません。やり遂げる強い覚悟は必要です。


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顎関節症は若い女性に多いのですか?

Question 顎関節症は若い女性に多いと聞きました。どうしてですか?

Answer その理由は、「若い女性」を「若い」と「女性」に分けて考えてみると、よくわかります

 顎関節症にはいろいろな病変とそれに伴う症状が含まれますので、その中でもっともよく起こる顎関節と筋肉のトラブルについてご説明します。「若い」「女性」それぞれの特徴をみながら考えてみましょう。

①「女性」であること

 顎関節症の患者さんは女性が圧倒的に多いようです。筋肉や骨格が男性に比べてやや弱い、心理的・社会的にストレスにさらされた場合に不利な面が多い、生理があるので自分のからだに対して関心をもつ機会が多いことなどが関係するようです。

②「若い」ということ

 若い人は顎関節部が成長期にあり、関節の動く部分や受け皿となる骨とその上の繊維層や軟骨部分がまだ弱く、少しの刺激で症状が出てしまいます。子どもは適応能力が高いので変形という方法で刺激に対応できます。

③「若い女性」ということ

 ①と②の2つの働きで、顎関節や咀嚼筋などに症状を示すようになります。私の経験では、大学受験の頃に筋痛や関節痛があったけれど、受験の終了とともに症状がなくなった症例がいくつかあります。

 また、社会人となって会社で必死に働くうちに、生理まで不順となり女性ホルモンのアンバランスが生じ、それによるものか、顎関節部の骨が吸収して関節が変形してしまった症例もいくつかあります。

 ストレスをいかにうまくやり過ごすか。そのコツをつかめれば、多くの場合、発病しないですむようです。


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まだ高校生なのに、歯周病になるのでしょうか?

Question 先日、歯医者さんに行ったら、歯周病と診断されました。まだ高校生なのに、歯周病になるのでしょうか。

Answer 厚生省(当時)の調査では、15~24歳の年齢層の約65%が歯周病だということです。

 歯周病は若い方でもなります。歯周病にかかっている歯の数や進み具合は、高齢者より少ない場合が多いのですが、なかには、かなり重度な症状を引き起こすこともあります。

 たとえば、思春期の第2次性徴期の頃は、性ホルモンの分泌が不調和になりますが、そのとき口の中の清掃状況が悪くて歯肉炎があると、それが悪化して、腫れのひどい思春期性歯肉炎になることがあります。この病気は歯みがきで予防でき、かかってしまっても、歯科医院で比較的短期間で治せます。

 また、思春期の1000人に1~3人程度に凶悪な歯周炎が起こる場合があります。以前は若年性歯周炎、現在は侵襲型歯周炎と呼ばれているもので、前歯や奥歯の周囲の歯を支える骨や付近の組織が壊され、その症状が急速に進んでいくのが特徴です。永久歯がグラグラしたり、歯ぐきが腫れたりして気づくことが多いようです。場合によっては多くの歯がこの病気になり、10代で大切な永久歯をどんどん失うことになります。

 このタイプの歯周病は、男性より女性に3倍多く、家族で同じ病気にかかる場合もあることから、遺伝が関与していること、そして免疫を担当する白血球の機能低下も知られています。すぐに歯科医院に行き、しっかり治療を受けないと治すことはできません。

 このように、若い世代に特徴的な歯周病もありますが、その背景にあるのはやはりお口の中の管理不足です。毎日の口の中の健康状態のチェックや歯みがきの励行が歯周病予防に重要なことは、世代を超えた大原則です。


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女性の元気は口元から

-Dr.志村対談集-

女性歯科医師である 志村先生による、 女性向けの歯科の話をご紹介していきます。

女性に対するむし歯や歯周病の治療の話を対話形式で書いてあります。

思春期・女性ホルモンについて・妊娠・出産・骨粗しょう症・更年期・ドライマウス・老年期など女性特有の話題とはとの関係が満載です。

思春期から成熟期を経て更年期へ
女性のからだは年齢にしたがって変化していきます。
その変化のかじ取りをしているのが女性ホルモン
ところで、このホルモンが女性の口の健康と
深い関わりがあることをご存知ですか?
それぞれのホルモンステージごとに
起こりがちなトラブルとその原因を知って
予防と、いきいきした毎日に役立ててください

Dr.志村(NTT東日本関東病院歯科口腔外科)

(Dr.志村対談集)

-なぜ女性外来?-

━志村先生は、勤務医として歯科口腔外科で「ドライマウス外来」を、そしてご自分の歯科医院で「ドライマウス女性専用外来」を開設なさっておられるんですね。

志村

はい。ドライマウス外来は2000年に、ドライマウス女性専門外来は2003年にはじめました。

━ 歯科のジェンダー医療として、先生の医療活動が健康雑誌や週刊誌にもとりあげられて話題になっています。「ジェンダー医療」は、内科やがん治療などでしばらく前から盛んで「女性外来」が好評だと聞いていますが、歯科医療でも「女性外来」が誕生してきているとは、最初は意外な感じがしたんです。

志村
そうかもしれませんね。ところが、口のトラブルには、女性ならではの症状と原因があるんですよ。このことがまだ広く知られていないのが残念です。

-ホルモンで変化する女性の一生-

志村

私は、医師や看護師、管理栄養士などで組織する「性と健康を考える女性専門家の会」に歯科医師として参加させていただいています。女性のための医療の推進を目指す会なのですが、ここで学んだこと、そして啓発活動を通じて考えたことが、歯科の「女性外来」を通じて病気や、そしてからだ全体を診ていこうという思いへとつながっているんです。

━そうなんですか。

志村

成長し、成熟し出産期をむかえ、その後更年期を過ぎて高齢期へと続く女性の一生には、さまざまなホルモンステージごとに特徴的に、口のトラブルが起こりやすいことがわかってきています。その多くは女性ホルモンの影響によるものなんです。

それで、歯科医療でも、遅ればせながらジェンダー医療がはじまっているんです。

-迷信に惑わされないで-

━男性と女性では、そんなに口のトラブルに違いがあるんですか。

志村
はっきりとあります。
「ホルモンによって、女性の一生は変わっていく」といい切れるほど、女性のからだは女性ホルモンの影響を受けています。
女性は、女性ホルモンの分泌が増える思春期ごろから、体型が急速に変わっていきますよね。初潮から、10歳代、20歳代と成熟期をむかえます。このように、女性のからだは男性とはまったく違った成熟を示すわけです。
女性に特有の口のトラブルというと、たとえば「女性は出産すると歯が弱くなる」と聞いたことがありませんか?こうしたことはたしかに昔からいわれてきたのですが、「赤ちゃんがカルシウムをたくさん使うから仕方ないんだ」、という迷信を信じて、あきらめてきてしまったように思います。

━たしかに、出産後に歯の悩みを抱えるようになったという話はよく聞きますね。

-口の健康をどう守る?-

志村

ホルモンステージの変化は、女性の「からだの変化と健康の節目」でもあるわけです。ですからホルモンステージの視点から歯科的にアプローチするのことは、口の健康を、「全身の健康を支える重要な機能」としてとらえて治療を行っていくうえで、とても大切なことなんです。

ホルモンステージごとに、どんなトラブルに気をつけたらよいのか、予防のためにどんなことをすると効果的か、いざトラブルが起こってしまったときに考えられる原因は?、などの情報も患者さんに届けることができますからね。

女性のホルモンステージの分類

思春期(6歳~18歳くらい)

成熟期(18歳~40歳代半ば)

更年期(40歳代半ば~50歳代半ば/個人差あり)

老年期(65歳以上)

-女性ホルモンと歯周病-

━それはこころ強いですね。でも、なぜ女性ホルモンが女性の歯と口に深く関係するんでしょうか。

志村
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。こうしたホルモンは、月経、妊娠などに作用するほか、自律神経、感情の働き、皮膚、骨、筋肉など全身に影響を与えます。それと同じように、口にも影響を与えるわけです。女性ホルモンのプロゲステロンは、歯肉の血管に働きかけて、歯肉溝(歯と歯ぐきのあいだにある溝でプラークがたまりやすく歯周病の原因になりやすいからの浸出液の分泌を増やします。そして、毛細血管の内皮細胞を変化させて、炎症反応も増やします。つまり、少しのプラークでも炎症が起こりやすくなるので、歯周病になりやすいわけです。

━それでは、女性ホルモンがたくさん分泌されているときには、歯周病になりやすいということですか

志村
そうなんです。そのため、女性ホルモンの分泌が急速に増える思春期や妊娠期に歯ぐきがひどく脹れやすくなります

━そういえば、中学生のころに歯ぐきが脹れた記憶があります。

志村
思春期の女の子特有の歯肉炎だったかもしれませんね。それではまず、思春期に起こりやすいトラブルからご説明しましょうか

-思春期にご注意!-

志村

エストロゲンとプロゲステロンという、先ほどお話した女性ホルモンの分泌が活発になります。プロゲステロンの量が増えると先ほどお話したように、歯ぐきが過敏になり、すこしのプラークでもひどく炎症を起こして、赤く腫れたり出血したりするんです。

━不思議ですね。

志村

歯周病菌のひとつであるプレボテラ・インテルメディア菌は、女性ホルモンを栄養としています。それで、女性ホルモンが増えると、細菌の数も増えるわけです。

━女性ホルモンの多いところに寄ってくるんですね。

志村

そうです。ですからこの時期は、とくにブラッシングをていねいにすることをおすすめします。そして、歯科医院で定期的に歯石をとるなど、プラークコントロールを効果的に行うことが大切です。

━わかりました。

志村

それから、思春期にかぎらず、月経が近づくと、周期的に起こるホルモン量の変化で歯ぐきが腫れたり、口内炎ができるなどのトラブルが起こりやすくなります。こうしたトラブルは、月経がはじまると自然になくなることが多いです。

━口内炎がいつできるか、 日ごろ気をつけていると女性ホルモンの影響を実感できるかもしれませんね。

-妊婦さんは?-

━ところで、成熟期の女性の大きな節目というと、妊娠・出産がありますね。この時期にはどんなトラブルが起こりやすいですか?

志村

妊娠期は、女性ホルモンの分泌がかなり増えます。妊婦さんのお肌はスベスベして、とてもきれいですよね。これは女性ホルモンがさかんに分泌されているからです。

━こういうよいこともあるかわりに・・・。

志村

そうなんです。口の健康にとっては、気をつけなければならない重要な時期です。

妊娠12週~13週には、エストロゲンとプロゲステロンの濃度が上昇するんですが、このとき、妊娠初期に比べて、歯周病菌であるプレボテラ・インテルメディアという菌が、5倍にも増加します。

━そんなに増えますか。

志村

ええ。ですから、妊娠気には歯肉が炎症を起こす「歯肉炎」、それから歯肉炎がもっと進行してしまった「歯周炎」になりやすくなります。

-歯周病菌は女性ホルモンが大好き-

志村

ただでさえ、妊娠期は、つわりがあったりしてプラークコントロールがついおろそかになりがちです。それで、歯周病には、むし歯にもなりやすい面があります。そのうえ、口のなかの歯周病菌が5倍にもなってしまう。

しかも妊娠中の歯科受診については、不安感が大きいでしょう。かかりつけ歯科医がないと、妊婦さんは、つい受診せずに過ごしてしまいがちです。無理もないのですが、これはとても残念です。

━それで、出産したころから歯が弱くなったと嘆く方が多いんですね。

志村

そうなんです。受診時期を逃して重症になってしまう方もなかにはおられますからね。とはいえ、日ごろから口のなかを清潔に保ち、妊娠前に治療をすませておけば、防ぐことは十分できます。

それから、歯周病の妊婦さんの場合、早産・低体重児出産のリスクが7.5倍にもなるという報告もあります。

━それはこわいですね。日ごろから努力してプラークコントロールに励むことが大事だという訳がよくわかりました。

-妊娠中に歯が痛くなったら?-

━とはいえ、現実には、妊娠中に口のトラブルに悩まされる方もいると思うんです。そうした場合、妊娠していると、治療をすることでお腹の赤ちゃんに影響が出ないかと心配です。

志村

でも、歯が痛んだり、歯肉が腫れているのを我慢しなくてはならなかったら、つらくて、食事もままならないですよね。食事は、赤ちゃんにとっても、母体にとっても、とても大切です。

治療する時期やおもな検査、薬について、患者さんからよくあるご質問への一般的な答えをお教えしましょう。もちろん妊婦さんの体調などを考慮しなければなりませんから、詳しくは、治療する歯科医院に妊娠していることを伝えて、ご相談いただきたいと思います。

-妊婦さんの口腔のトラブルの訴え-

50.0% 歯が痛い

31.9% 歯ぐきから出血する

18.9% 口腔に不快感を感じる

13.9% 口臭が気になる

13.0% 歯ぐきが痛い

12.6% 訴えはない

9.2% その他

6.3% 口の中が乾きやすい

3.8% 歯ぐきの色が悪い

2.9% 歯茎がやせてきた

1.3% 歯が動く

7.6% 無回答

2004年女性の健康と歯周病フォーラム調べ(全国の産婦人科238件を調査)

-妊婦さんは歯の治療をしても大丈夫?-

<治療に適した時期について>

① 妊娠4ヶ月くらいまで

このころはつわりがあったり、精神的にも不安定なことがあります。また胎児もまだ安定しないので流産しやすい時期です。治療は応急処置にとどめましょう。

② 4ヶ月半~7ヵ月半

胎盤が完成して胎児も安定してきます。抜歯はふつうの場合可能ですが、なんといっても妊婦さんは疲れやすいので、長時間の処置は避けたほうがよいでしょう。

③ 8ヶ月以降

出産間近のこの時期は、ちょっとした刺激で子宮が収縮を起こし早産につながる可能性もあります。応急処置が望ましいでしょう。

<X線について>

歯科検査に用いられるX線の放射量はごくわずかなので、基本的にプロテクターをきちんとつければ問題ないとされています。撮影する側の注意としては、撮影の主軸が子宮方向に来る場合は、とくにプロテクトに気をつけることが必要になります。

<局所麻酔薬について>

歯科外来で使われる局所麻酔薬は、大量に使用されることがないので大きな影響は与えないといわれています。ただ、注射の刺激が流産を招くことがあると考えると、まだ安定期に入らない妊娠3ヶ月までは避けたほうがよいでしょう。また臨月に近い8ヶ月以降も避けたほうがよいとされています。

<薬剤について>

妊婦に対する安全性が完全に確立されている薬剤は、現状では残念ながら存在しません。そのなかでは、抗生物質のペニシリン系、セファロスポリン系は害が少ないといわれています。ただし、妊娠中毒症を起こさないよう、妊婦さんの腎機能など十分な注意が必要です。

-妊娠・出産で歯は弱くならない-

━通常の場合、むし歯治療もできるんですね。安心しました。

志村

できますよ。むし歯が痛いままだったり、歯ぐきが腫れて痛んだりでは、思うように食事もできなくなってしまいます。そのことも大きな問題です。赤ちゃんの成長のためにも、母体の健康のためにも、食事はとても大切です。妊娠期を順調に楽しく過ごすためには、歯石の除去やむし歯治療は必要なのです。

とはいえ、よほどの症例がない限り、極力X線検査や投薬は避けたいですから、応急処置を受け、出産後なるべく早く、再度受診なさるのが望ましいです。

また、女性のからだにとって、とても大切な節目をむかえているわけですから、とくに注意をしてプラークコントロールをしていただきたいです。妊娠期の歯質がとくにむし歯になりやすくなっている、なんてことは決してないんですから。

-プラークコントロールを!-

━いまにして、「知っていればなあ」と残念です。

志村

妊娠・出産以降のお口の環境の悪化は、これまでは妊婦さんのブラッシング不足や、妊娠すると歯が弱くなるんだから仕方がないといわれてきました。でもこれからは、「ホルモンステージの変化による影響を受けやすい時期だからだ」、とまずは知っていただきたいと思っています。

でも、現状では、母親学級などで口腔ケアについての指導が行われることは、まだまだ少ないんです。これはとても残念なことだと思っています。産婦人科での定期健診などでも、この時期の女性ホルモンと歯周病の関連について伝えていただけるとよいのですが。歯科医療関連の指導があまり行われていないのが現状なんです。産婦人科との連携を強めて、口腔ケア指導を広めていかなくてはなりませんね。

━そうですね。生まれてくる赤ちゃんのむし歯予防にとっても、親自身が口を清潔にして、むし歯菌を赤ちゃんにできるだけうつさないようにすることが大切だそうですし。

志村

むし歯菌であるミュータンス菌は、生まれたての赤ちゃんの口のなかにはまったくいませんからね。家族など、周囲の大人からうつってはじめて赤ちゃんのむし歯ははじまるんです。プラークコントロールは、自分のためだけでなく、家族のためでもありますね。

-更年期以降は?-

━更年期以降は、逆に女性ホルモンが少なくなってくるわけですね。そうしたときには、どんなことに気をつけたらよいのでしょう。

志村

今度は女性ホルモンが急激に減ることによって起こってくる問題もあるわけです。

個人差はありますが、40歳を過ぎたころから月経が乱れはじめ、エストロゲンが減ってきます。エストロゲンは、骨量と骨密度を保つのに重要な役割を果たしています。そのエストロゲンが減ってくると、骨がスカスカになる骨粗しょう症が起きやすくなります。

骨粗しょう症は、歯周病とも深い関係があります。歯は、歯槽骨という骨を土台にして本来がっちりと支えられているのですが、その歯槽骨は、歯周病がひどくなると、少しずつ溶けてなくなっていってしまいます。

-歯周病と骨粗しょう症-

志村

まして、骨粗しょう症で骨密度が低くなっていると、歯周病はますます進行しやすくなります。ブラッシングをていねいにして歯周病を防ぎ、大豆などエストロゲンを多く含む食品を摂って、減ってしまったホルモンを補うとよいでしょう。ただし、薬剤による過剰な摂取には注意が必要です。そのほか、骨を強くするカルシウム、たんぱく質、ビタミンやマグネシウムなどを多く含む食品を摂ることをおすすめします。

━更年期には、歯周病が進みやすいので注意が必要ということですね。

志村

はい。それから、男性でも女性でも加齢とともに唾液の分泌量が減ってきます。それは口の周りの筋肉が衰えることで噛む力が弱くなり、噛む回数が減ると唾液の分泌量が減るということも関係します。また、加齢とともに唾液の分泌能力も落ちます。

とくに女性は、更年期以降、女性ホルモンの分泌量が減ることで、口のなかが乾くのです。

-ドライマウスと女性-

━女性ホルモンは、唾液とも関係があるんですか。

志村

女性ホルモンには、からだの皮膚粘膜を保護し、うるおいを保つ働きがあります。そして、ホルモンバランスの乱れから、唾液の分泌量が減ることもあります。そのため、ドライマウスは、更年期以降の女性に多くなってくるのです。私が勤務しているNTT東日本関東病院のドライマウス外来においでになる患者さんの9割が50歳以上の女性です。

━圧倒的に多いですね。

志村

そうなんです。口が乾くと口のなかが粘るような不快感がありますが、これが慢性的になると舌の表面がひび割れたり、舌や口のなかが痛んだりします。また、食べ物が飲み込みにくくなったり、舌の痛みで熟睡できないとか、しゃべりづらかったりというような支障がでてくるわけです。

さらに、唾液には、抗菌作用や自浄作用のほか、歯の再石灰化を助けるなど、口と歯の健康を守る大切な役割がありますから、唾液が減ると、口臭が強くなったり、むし歯や口内炎になりやすくなります。

-しょうゆがしみて痛い-

━ドライマウスの影響って大きいんですね。

志村

とても大きいですね。会話がきちんとできなくなったり、おしょうゆがしみて刺身が食べられなくなったり、おかゆしか食べられないなど、ドライマウスの症状は日常生活への支障も大きいです。

ところが、日本では病気としての認知が遅れていて、「年だから」「更年期だから仕方ない」と、適切な処置がされることがほとんどありませんでした。それで、ドライマウスの症状がありながら、我慢しておいでの方も多いのが現状です。

最近では、歯科口腔外科にドライマウス外来を開設する医療機関が増えています。ぜひ我慢しないで、専門外来を受診してください。

━隠れているけれど、患者さんは意外に多いということですか?

志村

そうです。人知れず悩んでいる方は多いはずなんです。目が乾くドライアイと同じように、日本国内で800万人ほどいるのではないかと試算されています。

━そんなにいるんですか。

-症状の原因は複合的-

志村

ドライマウスの原因には、女性ホルモンの分泌の低下や加齢のほかに、ストレス、服用している薬の副作用、がんの放射線治療などの影響、糖尿病などもあります。

薬の副作用としては、抗うつ剤や精神安定剤、睡眠薬や、高血圧の治療に用いられる降圧剤のなかに唾液の分泌量を少なくする作用のものもあります。ちょうど体調の変化があったり、病気の罹患率が高まる年代で、さまざまな薬を常用する方が増えてくるころですよ。

━たしかにそうですね。

志村

年齢、持病と薬、ストレスなど、さまざまな原因が複合的に関わっているケースが多いです。とはいえ、ほかの病気の治療に飲まなければならない薬を、ドライマウスだからといって突然「飲むのを止めてください」というわけにはいきませんよね。それでは患者さんの悩みはかえって深くなってしまうかもしれません。

-原因を知ってリラックス-

志村

そこで、まずは病気の原因について知っていただき、情報不足で不安になっている気持ちをサポートします。リラックスすると、唾液はでやすくなるんですよ。緊張する場面では、口が乾きやすいでしょう。私の診療室では、まずジャスミンティーをお出しして、飲みながらお話を伺います。

そして、薬の常用を続けながら、唾液を増やす方法を総合的に指導していきます。保湿ジェルや保湿スプレーの使用法について指導し、当座の痛みを減らすことができるだけでも患者さんのストレスは激減します。そして発泡剤が含まれない歯磨き剤を使い、ガムを噛み、体液の循環をよくするために運動をし、唾液腺マッサージを行っているうちに、少しずつ症状が改善していきます。

訳もわからずに苦しんでいたころとは、表情もまったく違って、笑顔も戻ってきます。そうしているうちに、ストレスやうつの症状が軽減されて薬の服用も減る、というケースも少なくないのです。

━症状を理解することがとても大切なんですね。

志村

そうです。女性ホルモンが減ってきまいますし、そのほかにも原因としてこんなことが考えられますよ、という適切な情報が、患者さんには必要なんです。そのことで安心できるんですよ。ですから女性に多い病気について、ぜひ広く知っていただきたいです。

━ほんとうにそうですね。

-シェーングレン症候群?-

志村

ただし、こうした指導で改善しないケースもあります。それはシェーングレン症候群といって、ドライマウスの症状のなかにこの思わぬ病気が隠れている例も少なくないのです。

シェーングレン症候群は、自己免疫疾患で膠原病の一種なんです。日本では患者数は10万人から30万人とも推定されていて、関節リウマチなどと合併していることもあります。自分の涙腺や唾液腺を免疫細胞が異物として認識してしまうので、そこに炎症が起こり、涙や唾液の分泌量が極端に減るため、ドライアイやドライマウスという症状があらわれます。

患者さんの男女比は、1対14と、圧倒的に女性に多いんです。40歳代から60歳代に発症することの多い病気です。口腔検査、病理検査、目の検査、血液検査のうち2つ以上の検査で異常が見つかるとシェーグレン症候群と診断されます。

━どんな治療法があるのですか?

志村

いまのところ、根本的な治療は見つかっていません。対症療法が中心になります。内科では全身の管理を、歯科では塩酸セビメリン水和物を処方してドライマウスの治療をします。眼科でもドライアイの治療をします。こうして各科が連携して治療をすることが必要です。

-ドライマウス治療は専門分野の連携が必要-

━総合的な治療と指導が必要なんですね。

志村

そうです。ドライマウスの治療にあたるなかで、私は他の医療分野とのネットワークに必要性を実感してきました。たとえば、糖尿病の患者さんには、そちらの治療を優先していただかなくてはなりません。歯科医だけでは多くの患者さんを救えないのではないかと考えたからです。複合的には絡まりあう原因の全体像を把握して、理解し、医療的な処置も総合的に行っていくことが大変重要なんです。

そこで昨年、歯科医、内科医、耳鼻科医、産婦人科医、看護師、薬剤師に加えて、咀嚼学の専門家、管理栄養士、料理研究家などが参加するドライマウスネットワークを設立し、代表になりました。

-ドライマウスネットワーク-

━それぞれの専門分野の研究の情報交換ができるんですね。

志村

医学的な情報交換だけでなく、飲み込むことがつらくなっている患者さんには、おいしくて食べやすい料理を薬膳料理の専門家中村きよみさんが考えてくれます。そして、スポーツ科学の鈴木正成先生はドライマウスの改善に役立つ体操を考案してくださる、という具合に、あらゆるアプローチができるわけです。

━しかも、とても楽しそうです。

志村

ええ。ほんとうに楽しいですよ。昨年末には、患者さんに参加していただいて、「ドライマウスネットワーク・ランチセミナー」を開きました。ドライマウスについてのレクチャーを内科医に菅井進先生から、ドライマウスの方のためのおいしいお料理の試食と作り方のレクチャーを中村きよみさんから、そして口腔ケアのコツについては私からお話しました。

━患者さんにとって楽しくておいしくてためになるわけですね。

志村

(笑)、そうですね。患者さんにとっては、同じ悩みを持つ人同士の交流の場にもなるんです。

━励まされるでしょうね。

志村

そういう場所が必要なんですよね。情報不足は患者さんに孤独を作り出してしまうでしょう?日本では、女性に多い病気への理解が遅れていますから、ぜひ広く知っていただきたい。そして、若いころから、更年期を過ぎてから、そうした情報を活かしていきいき過ごす毎日に役立てていただきたいと思います。

-ドライマウスの症状を和らげる-

ドライマウスのつらい症状を和らげる、保湿ジェルの使い方

①指先に少量とり、舌におきます。

②舌で口の中全体にいきわたるようにします。入れ歯をお使いの方は入れ歯の内面に塗ると楽になります。

③夜間はとくに(健康な方でも)唾液の分泌が減ります。寝る前に塗ると効果的です。

「乾いているな」と思ったら随時使用できます。副作用がありませんので安心して使ってください。ドライマウスの症状のつらさは、感想感と舌の痛みです。ジェルなどのケア用品の使用でつらい痛みや不快感を和らげることがストレス緩和にもなります。ぜひ試してください。口の中全体に舌でジェルをいきわたらせることは、唾液腺の機能を高めるための舌のストレッチにもなります。

(Dr.志村対談集より)


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1日でホワイトニング Before&After

(栃木県日光市の歯科 沼尾デンタルクリニックで実際に行われた治療例です。これらの写真は患者さんご本人の承諾を得て公開させていただいております。もちろん個人を特定できるものは一切掲載しておりません。)

歯の色が黄色いとの悩みがあったことから

人前で笑うときに思わず口元が気になっていた

30代女性の方です。

ホワイトニング前の写真です。 (クリックすると大きな写真が出ます)

ホワイトニング後の写真です。 (クリックすると大きな写真が出ます)

全体的に白くなり患者さんご本人も喜んでいただけました。

歯が白くなったために、前歯の真ん中のプラスチックが詰めてある部分の色が逆に浮き上がってきました。そのプラスチックの部分だけはこのホワイトニング剤では色が変わりません。このあとに浮き上がった色は周りの白さと調和する色でプラスチックを詰めなおしをしました。それによって患者さんは十分満足していただくことができました。

最初は気になっていた歯が白くなったために、人前で笑う時も全く気にすることがなくなったとのことです。
そのため人前で思いっきり笑うことができ、自然な笑顔が出るようになったと喜んでいただけました。

上の歯の左側の部分も白くなっていない歯があります。これはセラミック製の差し歯です。プラスチックの詰め物同様、差し歯もホワイトニング剤では白くならないため、今後白いものに入れ替えを予定しています。逆に、セラミックの歯の色が変わっていないため、ホワイトニングをすることによって自分の歯がどれだけ白くなったかはよく分かると思います。

(治療過程の写真をweb上でこのような形で匿名で使用することは、患者さんご本人の承諾を得て使用させていただいております。この場をお借りしてご本人へ改めて御礼を申し上げます。)

このほかにも営業職をしている60台男性の方のレポートです。

職業柄、ファーストインプレッションに大変気を使っている方でした。
そのため口腔ケアも丁寧に行っており、むし歯もなく歯並びも非常にきれいな方でした。
唯一笑ったときに見える歯の色が気になっていたため、当院へ来院しました。
最初に提示した女性の患者さんと同様にホワイトニングを施行したところ、自分の歯に白さを取り戻しました。

それによってお客様との会話もスムーズにできるようになり、

印象も良くなったせいか仕事のほうもうまくいっているとのことでした。

現在もホワイトニングは定期的に行い白さをキープしております。
また、むし歯歯周病予防のためにも定期的にメインテナンスも行いお口の健康を守っています。

このようにホワイトニングは年齢性別に関係なくどなたでも歯の色が気になる方にはオススメできる治療です。
当院でも20~60代の男女問わず施術しています。

このホワイトニングの方法は歯科医院で行うもので、約1時間の施術で写真のような変化がありました。

(歯科医院で行うホワイトニングの施術の流れはこちらをクリック!)

今後はまた色がくすんできたらホワイトニングを行うことを繰り返していくと、きれいな口元をキープしていけます。髪のカラーリングのような感覚ですね。

ホワイトニングの1回の料金は15,000円(税別)です。

初めてホワイトニングを行う方は今まで蓄積されたくすみを取るために、初回のみ2回施術することをお勧めいたします。初回から約1週間後に2回目を行います。この場合2回分の料金は25,000円(税別)となります。

お問い合わせはこちらをクリック

直接お電話でも承ります。 TEL 0288-22-3030
お電話の場合「ホワイトニングを希望」または「ホワイトニングの説明を聞きたい」とお伝えください。


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2007年7月14・15日に日本顎関節学会に参加してきました。
そこで下記の記事にもなっている、顎関節症に効くサプリメントに関する発表を聞いてきました。
顎関節症に悩みを持つ方は多数いらっしゃいます。
様々な治療法もありますが、サプリメントを使うといったことは初めての試みだと思います。
どのような効果が期待できるのか、更なる発表をチェックしていきたいと思います。

三重大学(津市)などの共同研究チームは、20代の女性に多く見られる顎(がく)関節症の痛みを和らげる効果があるサプリメント(栄養補助食品)を開発した。15日に仙台市で開かれる日本顎関節学会で、臨床試験の詳しい結果を発表する。
開発したのは、同大医学系研究科の田川俊郎教授(口腔(こうくう)・顎顔面外科学)と、健康補助食品などを開発・販売する「イシダファーマ」(津市、石田剛社長)。サプリメントは、軟骨の再生作用がある成分と鎮痛・抗炎症作用がある成分でできている。臨床試験では、あごの痛みを訴える患者が減ったといい、今秋には商品化を予定。歯科医などを通じて販売する。
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http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070714k0000e040065000c.html
記事はこちらより引用しました。


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