歯が痛いと錯覚してしまう「歯科恐怖症」とは?

 

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニック です。

 

新年を迎え、気持ちも新たに
さまざまなチャレンジを始める方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな時こそ、「体が資本」というように、
心身の健康維持は欠かせません。
「歯が痛む」など、
お口の状態にお悩みがあれば、
早めの受診が肝心です。

しかし、このような歯の痛みは
必ずしも歯が原因で
引き起こされているわけではないのを
ご存じでしょうか?

 

今回は、歯が原因ではないのに
歯の痛みを引き起こし、治療が困難となる
「歯科恐怖症」についてご紹介します。

 

 

 

 

◆歯科恐怖症とは?

 

歯科恐怖症とは、過去の歯科治療が
トラウマ(精神的外傷)となって
心身に不調をきたす症状です。

 

 

 

その名の通り、
歯科への恐怖感が原因となって、
口腔内に異常がなくても
歯や歯ぐきに痛みを覚えることがあります。

 

さらに、
「治療前や治療中に動悸やめまいが生じる」
「大量の発汗」「過呼吸」
「吐き気」「意識の喪失」など
人によってその症状はさまざまです。

 

たとえば、
むし歯など、歯のトラブルが生じた際、
多くの方が
「歯科医院で診てもらおう」
するはずです。

 

しかし歯科恐怖症の方は、
「歯科医院を受診しよう」と考えただけで、
体がこわばったり動悸がしたり、
歯や歯ぐきの痛みを錯覚するなど、
他の問題が生じて歯科医院に
行けなくなってしまうのです。

 

「多少の不安を感じるのはわかるけれど、
受診が困難になるほどなんて…」
と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、一説によると
「日本国内の500万人前後
この歯科恐怖症によって受診を避けている」
と言われており、テレビやネットニュースで
取り上げられたこともあります。

 

歯科恐怖症に悩んでいる方や、
そうとは気づかずに過ごしている方が
それだけ多いということですね。

 

 

歯科恐怖症が悪化してしまうと、
むし歯や歯周病になっても治療を受けられず、
お口の健康を大きく損なう結果になるのは
想像に難しくありません。

 

 

では、
歯科恐怖症の予防をするには、
どのようなことに気をつければよい
のでしょうか?

 

ここからは、歯科恐怖症への
具体的な対策方法を3つご紹介します。

 

 

 

 

◆歯科恐怖症対策1:まずは相談する

 

1つ目は、
『歯科治療に不安があることを、
歯科医師に正直に話してみる方法』です。

 

治療や麻酔を受ける際、
「治療を我慢して受けるべき
「麻酔の注射は怖がらずに受けるべき
などの思い込みはありませんか?

 

 

たとえば、本当は怖いのに
「怖がらずに治療を受けるべき
自分に高いハードルを課すと、
かえって歯科恐怖症を
引き起こしやすくなる可能性もあります。

 

大人であっても歯の治療が怖いと感じたら、
自分の感情を押さえつけなくてもいいのです。

 

素直に打ち明けることで、
私たちも別の対策・方法を考えることができます。

 

歯科治療が怖くて悩んでいる方は、
お気兼ねなくご相談ください。

 

 

 

 

◆歯科恐怖症対策2:痛みを我慢しない

 

2つ目は、『痛みを我慢しすぎないこと』。

 

1つ目と一緒ですが
「大人は痛みを我慢するべきという
考え方にとらわれる必要はありません。

 

 

 

正直に話していただくことで、
患者さまと一緒に対策・対応を考えながら、
さまざまなアプローチで
治療を進めていくことができます。

 

 

 

 

◆歯科恐怖症対策3:
 リラックスできる関係性を構築する

 

3つ目は、
『自分がリラックスできて、
コミュニケーションを取りやすい
歯科医院を選ぶこと』です。

 

 

 

院内の環境や歯科医師との相性により、
「同じ治療」でも受ける印象は大きく異なります。

 

少し時間をかけてでも、
自分が穏やかな気持ちで
治療を受けられる環境を探してみましょう。

 

 

歯科恐怖症は一度かかってしまうと、
治療にある程度の時間が必要になります。

 

そのため、
歯科医師とコミュニケーションを取りながら
治療を受けられるようにするのが大切です。

 

 

 

「むし歯の治療をしたいけど、
医者が怖くて治療できていない…」
と悩んでいる方や、
この記事を読んで
「自分は歯科恐怖症かもしれない…」
と思った方は、
お気兼ねなく当院までご相談ください。

 

 

 

日本歯周病学会youtubeチャンネルのご紹介

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニック です。
年末年始にどのようにお過ごしになるのか
ご予定はお決まりでしょうか。

普段よりも少し豪華な食事を楽しもう
という方もいらっしゃることと思います。
美味しいものをたくさん食べて、
冬の寒さを乗り越えていきましょう。

美味しいものを美味しく食べるためにも
歯の健康は欠かせません。

そこで、今日は可愛らしくて、歯のためにもなる
日本歯周病学会の公式youtubeチャンネル
ご紹介します。



日本歯周病学会
にゃんかむちゅ〜 公式チャンネル

こちらは有名イラストレーター、
カナヘイさんデザインの
可愛いネコやネズミたちのキャラクターが
歯のトラブルに立ち向かっていく…!
ストーリー仕立てのアニメーション
動画です。

大人気アニメ「鬼滅の刃」で主人公役を
演じる花江夏樹さんを始め、豪華声優陣が
各キャラを演じています。

特にこのシーズン1にある
「歯周病とは?」のシリーズは

・歯周病ってどんな病気なんだろう?
・罹ったらどうやって治療するの?

など、基本的な知識を
可愛いキャラたちが面白おかしく
教えてくれます。

是非一度、ご覧になってみてください。




【医院からのお知らせ】
お仕事をしていただける歯科衛生士さんは、
いらっしゃいませんか?

ブランクがある方も、経験が浅い方も、
少しずつ仕事を慣らしていけば大丈夫です。

仕事内容を前もって確認していただけるよう
当院の診療見学にお越しください。

見学をしたうえで、
ゆっくりと検討していただければと思います。

詳細な募集条件等は
ハローワークやIndeedにて確認できます。

「たかが1本」の油断が招くお口の崩壊ドミノ

 

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニックです。
12月に入り、本格的な冬の訪れとともに、
華やかなイルミネーションが
街中でも輝く時期になってきました。

 

クリスマスや年末の季節感を
肌身で感じるこの頃には、親しい人と、
特別な料理や美味しいケーキを食べる!
という方もいるのではないでしょうか。

 

そうした楽しいひとときを過ごしたあとは、
つい食後のお口のケアがおろそかになりがちです。

 

ですが、
「ちょっとぐらいはいいか」の油断は禁物。

 

この油断から始まる「小さなむし歯」
お口崩壊への第一歩となってしまうのです。

 

 

 

 

◆お口崩壊のはじまりは
「小さなむし歯」から

 

「むし歯になったら削って治せば大丈夫」
と考えがちですが、
治療とはいえ「削る」という行為は
歯に想像以上のダメージをもたらします。

 

歯は一度削ると元には戻らないため、
プラスチックや金属などの「人工物」で
削った部分を補っていきます。

 

削った部分を補う治療が一旦完了すると、
むし歯の痛みなども無くなるため、
「これで完治した!」
と思われることも多いかもしれません。

 

しかし、
どんなにつめものを丁寧に作っても、
人工物である以上、
少しずつ隙間ができてしまいます。

 

ましてや、
一度むし歯になったということは、そこは
「ケアが行き届きにくいところ」である証拠。

 

つまり、つめものをした部分
再びむし歯になるリスクが高く、
実際に5~7年おきで再治療が必要になる
いわれています。

 

 

 

 

すると、治療のたびに歯は削られ、
やがて「つめもの」「かぶせもの」に変わり、
さらには歯の神経を失って、最終的には
歯そのものを失う「負のサイクル」に
陥ってしまうのです。

 

はじまりは小さなむし歯でも、
治療による負のサイクルに一度はまってしまうと、
そこから抜け出すのは並大抵のことではありません。

 

 

 

 

◆1本の歯が引き起こすお口の崩壊ドミノ

 

とはいえ、
「28本あるうちの1本ぐらいなら
抜けても支障ないのでは?」
と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

確かに歯を失った直後は、
噛みにくさや違和感を覚えるものの、
時間が経つとある程度それにも慣れて、
やがてその歯がないことも
忘れてしまいます。

 

しかし、この時点ですでに、
お口の崩壊ドミノが始まっています。

 

たとえば、奥歯が1本抜けてしまった場合、
食べものをかみ砕く力
抜ける前の約半分に落ちるといわれています。

 

自分では今まで通り噛めているように思えても、
実際は抜けた歯の周囲にある「別の歯」
その負担がかかっているに過ぎません。

 

 

 

 

これは「3本あった家の柱が2本になる」のと同じで、
ここから1本、さらに1本と
次々に柱がダメになっていく様子は
容易に想像できるでしょう。

 

そして、この状況は抜けた歯の周囲に留まらず、
その隣の歯、さらには
反対側の歯にまでドミノ式に広がり、
最後は「歯がボロボロで噛めない」
という状況に至ってしまいます。

 

 

 

 

◆歯を守る3つのステップは
「予防」「治療」「メインテナンス」

 

治療による負のサイクル、
さらにそれに続くお口の崩壊ドミノを
回避する最良の方法はずばり、
むし歯・歯周病を予防すること。

 

もしも、むし歯や歯周病になってしまった場合でも、
早期に発見し、
速やかに治療を行うことで
歯へのダメージを最小限に抑えることができます。

 

この2つを叶える唯一の方法が、
歯科医院での定期的なメインテナンスです。

 

 

 

大切な歯を負の連鎖から守るためにも、
ぜひ生涯を通じて定期メインテナンスを心がけましょう。

 

 

 

生体モニター

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニックです。
朝晩はめっきり寒くなって参りました。
日増しに秋の終わりと
本格的な冬の到来を感じています。

来月にはクリスマスや年末年始といった
楽しいイベントがたくさんあるので、
気温の変化で体調を崩してしまわぬよう
皆さまも十分お気を付けください。


さて、当院には歯科治療中の患者さんに
急激な血圧の変化など体調の異変が起きた際に
いち早く気づいて対応できるよう

血圧や脈拍、酸素飽和度などを測定するモニターがあります。
酸素飽和度はコロナ禍でも話題になりましたね。

このモニターが古くなってきたので
先日新しい生体モニターを購入しました。




治療の状況や、患者さんのリスクに応じて
適切に測定できるよう
測定間隔を設定しておくと
あとは自動でこの機械が測定してくれます。

測定にあたっては患者さんのご負担はほとんどありません。

マンシェットという帯を腕に巻いて、血圧を測定し、
指にクリップを挟んで脈拍や酸素飽和度を測定します。

血圧測定時には少し腕を締め付けられる感じはしますが
痛みなどはなく測定できます。

安全な歯科治療を提供するためには
必須の機械となっております。



当院ではこうした機械を活用し
皆さまに安心して治療を受けていただける環境を整えております。

治療に当たってのご不安などありましたら
どうぞ気兼ねなくご相談ください。




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いらっしゃいませんか?

ブランクがある方も、経験が浅い方も、
少しずつ仕事を慣らしていけば大丈夫です。

仕事内容を前もって確認していただけるよう
当院の診療見学にお越しください。

見学をしたうえで、
ゆっくりと検討していただければと思います。

詳細な募集条件等はハローワークやIndeedにて確認できます。

歯周病治療で糖尿病が改善!?その理由とは

 

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニック です。
毎年11月14日は
糖尿病の認知・注意喚起を目的とした
「世界糖尿病デー」というイベントが
開催されています。

 

この日の前後には、
シンボルカラーの「ブルー」にちなみ、
日本全国のさまざまな施設で、
青色のライトアップイベントが開催されます。

 

もし、お出かけしたときには
青く照らされた施設がないか
探してみてくださいね。

 

 

さて、そんな糖尿病が
歯周病と関係が深い病気と言われているのを
ご存じでしょうか。
実際に、歯周病の人はそうでない人よりも
糖尿病になる割合が約2倍も高い
というデータもあり、
その関連が明らかになっています。

 

自覚症状のない人も含めると、
歯周病にかかっている人の割合は、
成人の約8割とも。

 

つまり、まだ表面化していない
「糖尿病予備軍」も、
かなりの割合で存在することが予想されます。

 

その糖尿病予備軍からの脱却に
歯周病治療が一役買ってくれることが、
近年の研究で明らかになってきました。

 

今回は、歯周病治療が
糖尿病にもたらす効果について
ご紹介していきます。

 

 

 

 

◆歯周病で「血糖値が上がる」って本当?

 

糖尿病はインスリンという
ホルモンの働きが悪くなり、
「血糖値」が上昇してしまう病気です。

 

実は、歯周病が進行すると、
血糖値が上がりやすくなることが
わかっています。

 

歯ぐきの腫れや出血を起こす物質には
「インスリン」の働きを悪くする性質があり、
それが結果的に、糖尿病の発症や悪化へと
つながってしまうのです。

 

 

 

 

 

◆歯周病を治療すると
血糖値が改善することが明らかに!

 

「歯周病で血糖値が上がる」
というのが正しいとすると、
おのずと浮かぶのは
「歯周病を治療すれば血糖値を下げられるのでは?」
という疑問です。

 

この疑問について
これまで多くの研究者がデータを積み重ねた結果、
歯周病治療が
血糖コントロールや糖尿病の改善に良い作用を
もたらすことが実証されてきました。

 

 

 

これらの研究結果を受け、
今では日本糖尿病学会でも
糖尿病の患者さんに歯周病の治療や
再発予防のための
歯科への定期的な受診を薦めています。

 

 

 

 

◆健康診断を受けたら、次は歯科へ

 

歯周病と糖尿病は
いずれも痛みや自覚症状がなく、
知らず知らずのうちに進行するのが特徴です。

 

 

 

 

「沈黙の病」といわれる
この2つの病気は、
いかに早く見つけて治療につなげるかが、
その後の病状や重症度を大きく左右します。

 

糖尿病に関しては
年1回の健康診断で
チェックを受ける機会もある一方で、
歯周病については、
自身の状況を詳しく知る機会が
それほど多くありません。

 

お口の健康を守るためにも、
健康診断で「血糖値」の文字を見たら、
ぜひ、歯周病のことも思い出して、
歯科医院にも足を運んでください。

 

 

 

「根管治療」をより正確に

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニック です。
いつの間にか季節はすっかり秋模様となりました。
この時期は朝晩と日中の寒暖差が大きく、
免疫力の低下から歯の
痛みなどの症状が出る恐れもあります。

皆さま体調管理には、くれぐれも気をつけて
どうぞ穏やかな秋をお過ごしください。

さて、歯の治療といえば、
真っ先に思い浮かぶのが
むし歯治療だと思います。

むし歯や外傷などによって、
歯の中にある歯髄(神経や血管を含む組織)が
ばい菌に感染してしまった場合、
根管治療 」が必要になることを
ご存じでしょうか。

根管治療では、歯の内部を
きれいにして消毒し、ばい菌が
再び入らないようにします。

この作業において大事なのが、
「歯の根の長さ」を正確に測る ことです。

歯の根の長さが分かれば、
どこまで汚れを取り除けばよいか、
どこまで薬を詰めたらよいかが明確になり、
治療が成功しやすくなります。

その歯根内部の長さを
確実に把握するための機械が
歯科治療にはあります。

この機械を利用すれば、
歯の根のギリギリの長さまで、
きれいに治療できます。

今回この機械を新調しました。

今までもずっと使用していた
機械がありましたが、
随分と年季が入っていましたので
故障を心配しておりました。

故障をしてからでは治療に支障が出て、
患者さんにご迷惑をかけてしまいます。

そこで、故障する前に新しく
購入し直した次第です。

当院ではこれからも治療器具には
細心の注意を払い、皆さまに
質の高い治療を提供できるよう、
努めてまいります。

歯に少しでも異変を感じた際は、
お早めにご相談ください。

【医院からのお知らせ】
仕事をしていただける歯科衛生士さんは、
いらっしゃいませんか?

ブランクがある方も、経験が浅い方も、
少しずつ仕事を慣らしていけば大丈夫です。

仕事内容を前もって確認していただけるよう
当院の診療見学にお越しください。

見学をしたうえで、
ゆっくりと検討していただければと思います。

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子どものうちから大切に!大黒柱の6歳臼歯

 

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニック です。
秋の楽しみといえば、
赤や黄色に色づく紅葉ですね。

 

紅葉をつける木々のなかでも
『ケヤキ』の紅葉には個体差があり、
赤、黄色、橙と、
3つの色を楽しむことができます。
同じケヤキでも色が違うのは、
遺伝によるものと言われています。

 

ケヤキは家づくりの際、
大黒柱に使われるほど丈夫な木ですが、
実は、お口の中にも
大黒柱のような歯があります。

 

今日は、子どものうちから大切にしたい
お口の大黒柱、「6歳臼歯」のお話です。

 

 

 

 

◆6歳臼歯はこんなに大切!

 

『6歳臼歯』とは、
6歳ごろに生える奥歯で、最初の永久歯。

 

 

この6歳臼歯が生えることには
とても重要な意味があります。

 

まず、強い咀しゃく力が備わることで
だ液の量が増えます。

 

だ液には食べものの消化と、
その吸収を助ける作用のほか、
お口の中をきれいに保って
むし歯や歯周病を予防するなど、
重要な役割を持ちます。

 

また、よく噛むことで
だ液の分泌量が増えます。

 

強い咀しゃく力を持つ6歳臼歯
子どもの健やかな発育のためにも
大切な歯なのです。

 

 

さらに、6歳臼歯は、
他の永久歯が生えてくる際の
目印にもなります。

 

6歳臼歯はお口の健康維持や、
子どもの発育・発達にも影響することから、
まさに大黒柱のような存在と言えます。

 

 

 

 

 

◆6歳臼歯の弱点はむし歯!?

 

大切な役割を持つ6歳臼歯ですが、
重要な弱点があります。

 

それは、むし歯になりやすいということ。

 

奥に生えてくる6歳臼歯は、
普通に歯みがきしていると
歯ブラシが届きません。

 

さらに、
生え始めは歯ぐきに覆われているため、
歯ぐきとの間に汚れが溜まりやすいのです。

 

そのうえ子どものころは、
乳歯と永久歯が
お口の中に混ざって生えているので、
非常に歯が磨きにくい状態。

 

 

そのため、
むし歯になるリスクが格段に
上がってしまうのです。

 

 

 

 

また、先ほど述べたように、
6歳臼歯は歯並びや
かみ合わせの基本となる大黒柱です。

 

むし歯などで失ってしまうと
さまざまな悪影響を及ぼす可能性があるので、
しっかり守る必要があります。

 

 

 

 

◆仕上げ磨きで6歳臼歯を守る!

 

6歳臼歯をむし歯にしないためには、
仕上げ磨きが大切です。

 

6歳といえば、小学校に入学し
自立を促す時期です。

 

しかし、まだ自分で完璧に
歯みがきすることは難しいので、
保護者が丁寧に磨いてあげましょう。

 

 

 

 

6歳臼歯は乳歯の奥から生えるので、
気がつかないこともあります。

 

6歳が近づいてきたら、
お口の中を注意深く観察し、
生えてくる6歳臼歯を
早めに発見してあげることが大切です。

 

適切に処置を行うためにも、
定期的に歯科医院で診てもらい、
経過観察をしていきましょう。