歯や顔や頭の痛みって嫌ですよね

歯が痛い・歯肉が痛い・頬が痛い・顎が痛い・舌が痛い・頭が痛い・唇が痛い・鼻が痛い・頬が痛い・顔のあたりが痛い・筋肉が痛い・などなどいろいろな痛みが口や顔、頭にはあります。
またそれらで非常に強い痛みが出て苦労したことがあったり、ずっと慢性的に続く痛みのため日常生活に支障が出たり、痛いほどではないがなんとなく違和感が持続していて気になっていたり、などいろいろな種類の痛み方もたくさんいるのではないでしょうか?

実はそのような痛みをしっかりと診断することは結構、難しいことなのです。
なぜ痛みの診断が難しいかというと、その本人の痛みがどれくらいいたいのかは、ほかの人にはわからないからです。
でも、痛みの本人からすればものすごく苦痛なことになります。
その苦痛をほかの方に分かってもらうためには、やはり上手に伝えないとなかなか伝わりません。
では、どうやって伝えればいいでしょうか?

たとえば
いつごろから痛いのか?
ずっと痛いのか?それとも時々痛いのか?
何もしなくても痛いのか?何かきっかけがあると痛いのか?
一日のうちでいつ痛いのか?朝?夕方?寝ているとき?
痛みの程度はどれくらいなのか?なんとなく変な感じなのかそれとも我慢できないくらい痛むのか?
どこの部分が痛むのか?
痛み出したきっかけは何か思い当たるのか?

このほかにもまだまだ表現することはたくさんあると思いますが、「痛い」というだけでいろいろな情報があるということです。
痛みに関するこれらの情報を的確に多数表現できることによって、痛みの原因診断がしやすくなります。
原因が診断できれば、適切な治療を行うことができ、結果的にその痛みから解放される可能性が高くなります。

痛みが出たときは、一度どんな風に痛いのかを上に記載したことを参考にして考えてみてください。

第22回 日本顎関節学会へ参加してきました

7月25・26日に開催された日本顎関節学会へ参加してきました。

日本全国の大学病院や研究機関からの最新の発表や、国内や海外の著名な先生によるシンポジウム等のレクチャーも行われました。

また、医科の先生による頭痛の講演や慢性の痛みに対するメンタルケアの講演なども行われていました。

そのほかにも日本小児歯科学会後援による子供の顎関節症のレクチャーや、日本睡眠歯科学会後援による睡眠時無呼吸症候群や睡眠時の歯ぎしりに対するレクチャーも行われました。

ここ最近、普及しはじめた歯科用CTのセミナーもあり、開発の歴史や現在の機種の性能とその問題点などについて学んできました。

顎関節だけでなく改めて幅広い知識が必要であることを再認識しました。

2009年日本顎関節学会

学会の最後には一般公開された市民公開講座として、顎関節症をわずらいながら戦ってきたフードファイターの小林尊氏による講演も行われたようです。

顎関節症のサプリメント

2007年7月14・15日に日本顎関節学会に参加してきました。
そこで下記の記事にもなっている、顎関節症に効くサプリメントに関する発表を聞いてきました。
顎関節症に悩みを持つ方は多数いらっしゃいます。
様々な治療法もありますが、サプリメントを使うといったことは初めての試みだと思います。
どのような効果が期待できるのか、更なる発表をチェックしていきたいと思います。

三重大学(津市)などの共同研究チームは、20代の女性に多く見られる顎(がく)関節症の痛みを和らげる効果があるサプリメント(栄養補助食品)を開発した。15日に仙台市で開かれる日本顎関節学会で、臨床試験の詳しい結果を発表する。
開発したのは、同大医学系研究科の田川俊郎教授(口腔(こうくう)・顎顔面外科学)と、健康補助食品などを開発・販売する「イシダファーマ」(津市、石田剛社長)。サプリメントは、軟骨の再生作用がある成分と鎮痛・抗炎症作用がある成分でできている。臨床試験では、あごの痛みを訴える患者が減ったといい、今秋には商品化を予定。歯科医などを通じて販売する。
顎関節症は、口を開けると音がする、痛む、口が開かなくなるなどの症状があり、国内に推計約1600万人の患者がいるとされる。米国のホットドッグ早食い大会のチャンピオンとして知られる小林尊さんが顎関節症になったことを自らのブログで告白して話題になった。現在は主に、スプリントと呼ばれるマウスピース状のものを口にはさむなどの治療が行われている。田川教授は「顎関節症の痛みが緩和できるサプリメントは初めて。治療の一助になる」と話している。

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070714k0000e040065000c.html
記事はこちらより引用しました。