むし歯がたくさんあった女の子でしたが、歯医者が大好きになりました!

この女の子はむし歯ができやすく治してもすぐむし歯になってしまうと家族の方も悩んでおり、急な痛みのため休日診療に駆け込むこともあったそうです。
とあるきっかけで沼尾デンタルクリニックにはじめてきたのが4歳のころでした。
確かにむし歯を治療した歯と新たにできたむし歯とがたくさんありました。
4歳のお子さんなので初めてくる歯科医院に慣れさせながら、少しづつ治療をはじめていきました。
治療と同時にむし歯予防も開始していきました。

3歳くらいまでに口の中に住み着く常在菌が決まってくるといわれています。3歳くらいまでにむし歯になりやすいバイ菌が住み着いてしまえば、その後大人になってもむし歯になりやすい状態になってしまいます。すでにむし歯があるということは、むし歯菌が口の中に大量に住み着いているということになります。
大量にむし歯菌が住み着いた口の中では、むし歯を治療しても再発しやすい状態であり、すぐにむし歯ができてしまいます。
このままでは悪循環を繰り返し最終的には自分の歯を失うことになってしまいます。そのため、虫歯の再発を防止することも行わなければなりません。むし歯治療とむし歯予防は同時進行で行う必要があるのです。

この女の子もむし歯治療をしたところが、むし歯の再発をしてきています。治療だけを行ってもダメなので、コツコツと定期的に来院してもらいながらむし歯予防も続けました。
予防を続けていくには本人のモチベーションと家族の方の協力は不可欠ですが、本当に一生懸命がんばってくれました。
定期的に来院を繰り返すことによって、だんだんとその女の子もクリニックにとてもよく慣れてくれました。
家族の方が「歯医者さんが大好きなんですよ。連れて行って欲しいっていつも言っています。」とのことでした。
そのため、本人の治療ではない日でも家族の方が治療でクリニックに来るときには、その女の子が一緒について来て家族の治療中には近くで本を読んだりDVDを見ていたりと楽しんでいました。

予防を繰り返していることによって再発してくるむし歯の本数や再発するまでの期間がだんだん長くなってきました。予防処置の効果が現れ始めたのだと思います。
生えていた乳歯はほとんどの歯がむし歯になっていましたが、小学生になった今では生えてきた永久歯にはいまだにむし歯はありません。
これからもこのペースで予防処置を続けていって、すべての歯がむし歯のない綺麗な永久歯になることを今後の目標にしています。小児患者さんからスタッフ全員に手作りチョコ

ちょうどバレンタインの頃、この女の子がスタッフ全員にひとつづつ手作りチョコを作ってきてくれました。これには驚きましたが、本当にうれしかったです。

チョコレートなどの甘いものや砂糖はむし歯の大敵で絶対に食べちゃダメと思われている方が多いのですが、実はそうでもないのです。
むし歯予防先進国の北欧の国では一人当たりの砂糖の摂取量が日本よりもかなり多いのです。それでも一人当たりの虫歯本数は日本よりかなり少ないのです。
甘いものが大好きな方は多いかと思いますが、適切なむし歯予防の知識得て行動をするだけでむし歯はかなり予防することができます。もちろんこの女の子はそれを実現したのです。

この女の子は、将来「歯医者さんになる」と言ってくれています。まだ小さな子の言っている事ですが、大人になって次の世代のこどもたちの虫歯を予防してくれるような歯科医師になってくれたら、本当にうれしい限りです。

(なお、この記事を書いてホームページ上に公開することについてこの女の子のお母さんにお伺いさせてもらったところ、快くご承諾していただきましたことに感謝しております。)