(栃木県日光市の歯科 沼尾デンタルクリニックで実際に行われた治療例です。これらの写真は患者さんご本人の承諾を得て公開させていただいております。もちろん個人を特定できるものは一切掲載しておりません。)
 「ホワイトニング」ってご存知でしょうか?
 簡単に言えば「歯を白くする」ということです。
 でも歯を白くする方法はいろいろあります。
 ・詰め物をつめる。
 ・セラミックの歯を入れる。
 ・つけ爪のようにセラミックのシェルを貼り付ける。
 ・マニキュアのように歯の表面に塗る。
 ・歯科医院で機械を使って歯を磨く。
 など・・・・いろいろな方法があります。
 そのなかでもホワイトニングと呼ばれるものは、「薬剤を使って歯の色を白くする」という方法です。
 ホワイトニングにも大きく分けて2種類の方法があります。
 歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングがあり、これらは目的によって使い分けます。
 1日でできるホワイトニングはオフィスホワイトニングのほうです。
 これについて処置の流れを写真を使って簡単に説明したいと思います。
1.ホワイトニングの前にすること
 
 まずはじめに、ホワイトニングについて詳しく説明します。
 どのように処置を行うのか。
 どの程度白くなるのか。
 今のあなたの口の中の状態はどうなのか。
 そこには問題点はないのか。
 そのようなチェックをしながら説明をしていきます。
 白さの判定は「シェードガイド」というもので判定をします。
 暗い色のものから明るい色まで段階的に並んでいるものです。 ホワイトニングをする前と後で白さをチェックして判定をします。
 
 
2.開口器装着

 
 口をあけておく装置をつけたところです。
 ホワイトニング剤を歯に塗ったときに、唇に触れないようにすることと、そのホワイトニング剤に十分に光が当たるようにするための装置です。
3.歯肉を保護するために

 
 歯肉をホワイトニング剤から保護するためのダムを特殊な薬で作っています。
 青いゲル状のものを光で固めて、ホワイトニング剤が歯肉に触れないようにします。
 下の写真は歯肉保護ダムの完了した写真です。
 
 
4.ホワイトニング剤の塗布

 
 
 いよいよ歯を白くするホワイトニング剤を塗布します。
 ホワイトニング剤は歯に塗る直前に混ぜ合わせて、半透明のゲル状のものを塗っていきます。
 パッと見て見える範囲に薬を塗っていきます。目安としては上下顎とも犬歯(糸切り歯)の1~2本奥まで塗っていきます。
 
5.ホワイトニング剤へ光を照射して活性化

 
 ホワイトニング剤を活性化させるために、10分間、専用の機械で光を当てます。
 これにより歯の内部にある着色物質の分解が始まり、それが外に放出されることによって白さが出てきます。
6.ホワイトニング剤をとっていきます

 
 10分間の光照射が終わったら、余ったゲル状のホワイトニング剤をサクションで吸っていきます。ある程度きれいに吸い終わったら、これで1クール終了です。
 「1日でホワイトニング」の5・6・7の行程を3回繰り返します。
 つまり、10分間を3クール行います。
7.歯肉保護剤を取り除きます

 
 ホワイトニング剤を塗って光照射を3クール行うと終了です。
 歯肉保護ダムを取っていきます。ダムは固まっているため写真のように一体となって剥がすことができます。
 ダムを取ったあとに開口器をはずしていきます。
8.仕上げのポリッシング

 
 開口器を取ったあとに口をゆすぎます。
 その後、歯ブラシを使って細かいところに残っているホワイトニング剤を取って完了となります。
 ここまでが1Dayで行うホワイトニングです。
 
 沼尾デンタルクリニックで行ったオフィスホワイトニングの Before & After はこちら
 (治療過程の写真をweb上でこのような形で匿名で使用することは、患者さんご本人の承諾を得て使用させていただいております。この場をお借りしてご本人へ改めて御礼を申し上げます。)




