こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニックです。
朝晩はめっきり寒くなって参りました。
日増しに秋の終わりと
本格的な冬の到来を感じています。

来月にはクリスマスや年末年始といった
楽しいイベントがたくさんあるので、
気温の変化で体調を崩してしまわぬよう
皆さまも十分お気を付けください。

さて、当院では先日、
2023年の2月にブログで
ご紹介したキャビトロンを、
もう一台追加購入しました。

クリーニングや歯周病の治療で
使うものですが、
歯石除去での痛みがなく、
こちらの機種を希望される患者さんが
多くなったためです。

同じ機種は生産終了してしまったため、
形は違うのですが、機能は同じものになります。

当院では超音波によって歯石を除去する
治療機器を2種類ご用意しております。

一つは従来からある「ピエゾ式」
こちらは直線的な振動と動きで、
歯石や汚れを除去します。

日本では、一般的にこのピエゾ式が
多く利用されています。

また、今回増設した
こちらのキャビトロン は「マグネット式」
と呼ばれるものです。

以前のブログ
https://e-numao.com/2023/02/17/%e7%97%9b%e3%81%bf%e3%81%ae%e5%b0%91%e3%81%aa%e3%81%84%e6%ad%af%e7%9f%b3%e9%99%a4%e5%8e%bb%e3%81%8c%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%81%be%e3%81%99%ef%bc%81/

でもご紹介していますが

振動が少なく、
痛みや不快な音が出にくいという
特徴があります。

従来の「ピエゾ式」で
痛みを感じる患者さんには、
「マグネット式」を
使用させていただいております。

ご希望に応じて機械をお選び頂けますので
ご不明な点、ご希望のある方は
お気軽にお声がけください。

【医院からのお知らせ】
私たちと一緒にお仕事をしていただける
歯科衛生士さんは、いらっしゃいませんか?

ブランクがある方も、経験が浅い方も、
少しずつ仕事を慣らしていけば大丈夫です。

仕事内容を前もって
確認していただけるよう
当院の診療見学にお越しください。

見学をしたうえで、ゆっくりと
検討していただければと思います。

詳細な募集条件等は
ハローワークにて確認できます。

治療後も油断禁物!つめもの・かぶせものの寿命

 

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニック です。
今年の11月7日は暦の上で
冬の始まりを告げる立冬です。

 

来る寒さに備えて、冬支度を始める方も
多いのではないでしょうか。

 

暖房器具や冬物の衣類は
早めに手入れを済ませて準備しておきたいですね。

 

さて、お口においても日ごろの手入れが欠かせませんが、
実は、治療した後のつめものやかぶせものも、
その後のセルフケアやチェックが大切です。

 

そこで今回は、
治療後のつめものやかぶせものの注意点について
お話ししていきます。

 

 

 

 

◆一生モノじゃない!?
 つめものやかぶせものの寿命

 

歯科で治療を受けて、
つめものやかぶせものが入ると
「これで一安心」
と思う方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、この時点では歯の不安を
完全に払拭することはできません。

 

これらの修復物には寿命があり、
ある調査では金属のつめもので5.4年、
かぶせもので7.1年、ブリッジで8年
それぞれの平均使用年数といわれています。

 

 

 

では、なぜつめものやかぶせものは
”一生モノ”ではないのでしょうか。

 

それは、治療後もお口の中は
環境や状態が常に変化し、
過酷な環境にさらされているからです。

 

このような環境下において、
治療した部位が同じ状態を長く保ち続けるのは
非常に困難なのです。

 

 

 

 

◆つめもの・かぶせものの寿命を縮める
 危険な因子

 

つめものやかぶせものの寿命は、お口の中の
さまざまな要因によって左右されます。

 

たとえば、無意識での歯ぎしりや
食いしばりのくせがある人は、
つめものやかぶせものに非常に強い力が加わり、
やがて割れたり欠けたりするおそれがあります。

 

また、かみ合わせの変化
つめものやかぶせものが取れたり
外れたりする要因となり得ます。

 

これは、治療時点では歯にフィットしていても、
年月とともにかみ合わせのバランスが変わることで
余計な負担がかかるためです。

 

このように、同じような状況下で入れた
つめもの・かぶせものでも、
個々のお口の状態や習慣などによって、
その寿命が大きく変わってくるのです。

 

 

 

 

◆見逃されがちな「二次むし歯」に要注意!

 

つめものやかぶせものの寿命に
影響を与える要因で、もうひとつ忘れてはいけないのが
「二次むし歯」です。

 

これは一度治療した部位に再度発生するむし歯で、
つめものやかぶせものの装着後であっても、
やがて劣化により生まれたすき間に菌が入り込み、
再び歯を溶かしていきます。

 

二次むし歯は
自覚症状がないまま進行することが多く、
レントゲンをとって初めてその存在に
気づくことも少なくありません。

 

 

 

そして、二次むし歯が進行すると、
つめものやかぶせものの適合性が悪くなり、
やがて外れてしまうおそれがあるのです。

 

そのため、定期的なチェックによる
早期発見が重要となります。

 

 

 

 

◆長持ちの秘訣はプロのチェック

 

つめものやかぶせものを長持ちさせるためには
毎日のセルフケアにくわえ、
定期的な歯科受診が欠かせません。

 

 

 

 

繰り返す治療に悩まされないためにも、
治療後も定期的な受診を継続して、
お口のトラブルを未然に防ぎましょう!

 

 

 

万が一に備えて!AEDを買い替え

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニックです。
だんだんと季節が移り変わり、
寒さを感じる日も増えてきました。

体調を崩しやすい時期になりますので、
皆さまも十分ご自愛ください。

さて、もし近くにいる人が
急な体調不良で倒れてしまった場合、
どう対応すればよいでしょうか。

声をかける、救急車を呼ぶなど
さまざまな方法がある中で、
場合によってはAEDの使用が
求められます。

「AED」とは心臓の働きが
停止してしまった人に対し、
自動的に心臓の状態を判断したうえで
一瞬の電気ショックを与え、
正常に戻す機械です。

駅や学校など、多くの人が
集まる場所には設置されており、
当院にも設置しております。

この度、以前からあった
AEDが古くなったため、
新しいものに買い替えました。

また、同時に院内で
AEDの使用方法と救急蘇生法に関する
実習も行いました。

この機械は10数年前から
設置していますが、今まで一度も
使ったことはありません。

これは長年、当院で急に倒れた方が
いないということです。
使わないに越したことはありませんが、
万が一の時のための備えが大事ですよね。

AEDの使用は
ハードルが高いように思うかもしれませんが、
電源を入れればあとは音声に従うだけです。
誰でも使用可能であり、
想像ほど難しくないので、いざというときは
勇気を出して使ってみてはいかがでしょうか。

近隣でAEDが必要な事態が起きた際は、
貸し出しいたします。

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母子ともにリスクが! 妊娠中の口腔ケアの重要性

 

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニック です。
秋といえば「食欲の秋」
旬の食材を味わうのが楽しみになる季節です。

 

旬の食材はおいしいだけでなく
栄養価も高いため、
積極的に食事に取り入れたいですね。

 

そんな食事が楽しみな季節だからこそ、
お口のケアも欠かせません。

 

中でも妊娠中の方は
お口のトラブルが起こりやすく、
母子の健康にも悪影響を与えうるため、
特に注意が必要です。

 

そこで今回は、
妊娠中の口腔ケアの重要性について
お話ししていきます。

 

 

 

 

◆痛みや不快感も!?
 妊娠中に起こりやすいお口のトラブル

 

かつては
「一子を得ると一歯を失う」
といわれたほど、
妊娠中は口内にさまざまな問題が
発生しやすくなります。

 

「気分が悪くて、歯が磨けない」
「だ液がネバついて気持ち悪い」
などがその代表例です。

 

 

 

また、妊娠前にはなかった
以下のようなトラブルに悩まされる方も
少なくありません。

 

・歯や歯ぐきに痛みがある
・歯ぐきに腫れや出血がある
・冷たいものや熱いものがしみる
・口臭が強くなる

 

 

 

 

◆なぜ妊娠中にお口のトラブルが起きるのか?

 

その要因のひとつが、妊娠中における
女性ホルモンの分泌量の増加です。
これにより、女性の体には
さまざまな変化が生じます。

 

これはお口の中も例外ではなく、
サラサラだっただ液が粘り気を増し、
つわりによって
歯みがきが困難になるなどして、
普段よりもお口の中を
清潔に保つ力が弱まります

 

また、歯周病菌の中には
女性ホルモンによって
活発になる菌が存在することも、
妊娠中に歯ぐきの腫れや
出血が多くなる一因です。

 

さらに、妊娠後期に入り
お腹が大きくなると、
一度に食べられる食事の量が限られるため、
結果的に食事の回数が増えていきます。
それに応じたケアが不足してしまうことも、
お口のトラブルが増える要因となります。

 

 

 

 

◆赤ちゃんにも悪影響が!?
 妊娠中の歯周病に要注意

 

妊娠中のお口のトラブルは
お母さんだけの問題ではなく、
赤ちゃんにまで影響する恐れがあります。

 

その一例が、早産や低体重児出産です。

 

近年の研究により、妊娠中の歯周病は
早産や低体重児出産のリスクを約2倍~4倍も
高めることがわかっています。

 

これは、歯周病の原因菌や歯ぐきの炎症が、
子宮の収縮に影響を与えるため
考えられています。

 

 

 

このことから、
妊娠中はお母さん自身だけではなく
お腹の赤ちゃんの健康を守るためにも、
お口のケアは欠かせません。

 

 

 

 

◆安定期に入ったら歯科受診を!

 

妊娠中のお口の健康は、
お母さんと赤ちゃん、双方に大切です。

 

妊娠安定期(妊娠16週~27週)に入ったら、
ぜひ歯科医院で検査とクリーニングを受けましょう。
また、安定期であれば
必要な歯科治療を受けることも可能です。

 

 

 

 

定期的なケアでお口の健康を保ち、
安心して出産を迎えられるよう、
私たちも全力でサポートいたします。

 

妊娠中のお口のケアで気になることがあれば、
お気兼ねなく当院へご相談ください。

 

 

 

日本顕微鏡歯科学会の学術大会に参加

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニックです。
一雨ごとに秋の深まりゆく昨今、
いかがお過ごしでしょうか。
夏の疲れが出やすい時期ですので、
くれぐれもお身体を大切になさってください。

さて先日、
こちらの日本顕微鏡歯科学会
第20回学術大会に参加してきました。
https://jamd.or.jp/congress/2024_tokyo/

東京六本木にて、
三日間にわたる会期で開催されました。

ちなみに歯科治療の場で
専門の顕微鏡を用いると、
患部を3~30倍近く拡大し、
肉眼では見えない部分までじっくり観察できます。

そのため肉眼と経験・勘のみを頼りにした
従来の歯科治療と比べ、
下記のような大きなメリットを得られます。
・初期段階のごく小さなむし歯を発見できる
・歯の神経を抜く根管治療において、
感染源の見落としが激減するため
治療の成功率が飛躍的に上がる
 など

僭越ながら、当方は県内唯一の顕微鏡歯科学会認定医です。
https://jamd.or.jp/ninteii.html#tochigi
今後も地域の歯科医療への貢献を図るとともに、
ご来院くださる患者様により良い治療を提供できるよう、
向上心と向学心を忘れず日々取り組んでいく所存です。

話は戻りますが、
六本木での学術大会の内容は、
国内の歯科医師による講演のほかにも、
海外からの招聘講師による講演、
医師による最新外科治療の講演、
名古屋大学文学部教授による
シンポジウムなど、
多岐にわたるものでした。

新たな知見を学ぶこともできたため、
今後の臨床に生かしていこうと思います。

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お口の衰えは要介護の入り口?「オーラルフレイル」とは

 

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニック です。
今年は9月16日が敬老の日ですね。

 

お年寄りを敬い、
長寿を願う日ということで、
ご高齢のご家族へお祝いをする方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

 

年を重ねても若々しく
元気に過ごしたいものですが、
実は、加齢による衰えと
お口の状態には深い関わりがあるのです。

 

そこで今回は、
心身の衰えにつながりうるお口の機能低下、
オーラルフレイルについてお話ししていきます。

 

 

 

 

◆そのお口の変化
 実はオーラルフレイルかも?

 

食事をしていて、以前よりも
「むせやすくなった」
「食べこぼしが増えた」
と感じたことはないでしょうか。

 

 

 

オーラルフレイルとは、
このような日常で感じる
”お口のささいな衰え”のことで、
「健康な状態」と
「お口の機能が低下した状態」の
ちょうど中間に当たります。

 

この段階で適切な対応を行えば、
元の健康な状態に戻れるのが
オーラルフレイルの大きな特徴です。

 

一方で、日常生活において、
このようなささいな衰えは
「年をとれば仕方のないこと」
と軽視しがちで、
そのまま放置してしまう方
少なくありません。

 

 

 

 

◆放置厳禁!
 オーラルフレイルが要介護の原因に!?

 

オーラルフレイルを放置すると、
その先にはさまざまなリスクが
待ち受けています。

 

たとえば、「噛みにくい」という状態が続くと、
人はおのずとやわらかい食品を
好んで食べるようになります。

 

その結果、噛む筋肉がますます弱くなり、
やがて噛めなくなるという
お口の機能低下に至ってしまいます。

 

このように、はじめは
「噛みにくい」「飲み込みにくい」
だったものが、次第に
「噛めない」「飲み込めない」
という機能低下に至ってしまうのが、
オーラルフレイルの怖いところです。

 

さらに、オーラルフレイルは
お口の問題だけにとどまらず、
全身の衰え(身体的フレイル)にも影響します。

 

ある調査では、オーラルフレイルの人は
そうでない人と比べて、
要介護になるリスクが約2.4倍、
4年以内に亡くなるリスクが約2倍になると
報告されています。

 

 

 

オーラルフレイルが原因で
要介護に至ってしまうと、
元の健康な状態に戻すのは難しくなります。

 

したがって、ほんの少しの衰えも
「年のせい」と軽く見ず、
早め早めに対処していくことが肝心です。

 

 

 

 

◆ささいな変化に気づくことから!
 早期対応が大切です

 

食べこぼしや、むせやすくなるほか、
お口の渇き
普段の会話で言葉をはっきり発音できないなど、
これらに身に覚えがある場合は、
オーラルフレイルが疑われます。

 

 

 

 

大切なのは、
オーラルフレイルを自覚したら
早期の機能改善に取り組むことです。

 

いつまでもおいしく食事を楽しみ、
健康的な生活を送るためにも、
早めに歯科医院で相談し、
適切な指導を受けましょう!

 

 

 

コンクール表彰式

こんにちは。日光市の沼尾デンタルクリニックです。

立秋が過ぎても、
昼間は汗ばむ日々が続いていますね。
衣替えはまだまだ早いように思えますが、
今のうちに準備しておくことで、
余裕を持って秋を迎えられます。

急な気温の変化にも適応できるよう
早め早めに行動し、体調管理に努めましょう。

さて、先日、日光市役所市民ホールにて
よい歯の図画・ポスター&標語コンクール
表彰式が開催されました。

このコンクールは毎年開催されていて
市内小学校から応募されたものを、
日光歯科医師会にて選定しております。

今年もたくさんの応募があったようで
子どもたちが、よい歯について考えながら
一生懸命作品を作ってくれたと思うと嬉しいです。

式典では、教育長からの祝辞や
歯科医師会長からの賞状授与、
児童代表挨拶
がありました。

また、表彰式の前には
歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士の職業を
児童へ紹介する講座
も行われました。

実際に日光市内で活躍している
歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士それぞれが
プレゼンテーションを行い
参加した子どもたちは熱心に耳を傾けていました。

もしかしたら参加した子どもたちの中から
歯科業界のお仕事を志す子も出てくるかもしれませんね。

最優秀作品や優秀作品の展示は1週間行われました。

こうしたコンクールをきっかけに
これからも多くの子供たちが
健康な歯の大切さについて考え
日々の歯磨きや、定期検診に力を入れてくれれば嬉しいです。

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