2019年ゴールデンウィークの診療です。
4月30日、5月1日は祝日ではありますが、診療を行うこととしました。
上記のように診療をさせていただきます。
なお、この代休として5月24日(金)、5月25日(土)は休診とさせていただきます。
NHKあさイチにて、むし歯と歯周病の特集を放送していました。
2019年2月4日(月)のNHK「あさイチ」という番組にて
「歳とともに忍び寄る 歯 のトラブル」というタイトルで放送がありました。
この番組に知人の歯科医師が複数出演していましたのでご紹介します。
インプラント周囲炎の解説で出演された弘岡秀明先生です。
専門は歯周病で、海外留学をされて歯周病とインプラントを学ばれました。
現在は日比谷にてご開業されております。
私の歯周病の師匠です。
銀歯のリスクの解説で出演された櫻井善明先生と歯科衛生士の林さんです。
歯科用顕微鏡を使った精密な治療を行っている先生です。
歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて肉眼では見えない小さな銀歯の縁の虫歯も発見し、その状態を動画にて患者さんに診てもらい治療説明を行っています。
現在は湯島にてご開業されております。
私に歯科用顕微鏡を用いた治療を勧めてくれた歯科医師の一人です。
むし歯と歯周病は誰にでも起こりうる可能性が非常に高い病気です。
そのためこのような特集はメディアで多数取り上げられています。
歯科医療のデジタル化の現状は、ここまで来ています。
歯科医療にもデジタルを応用した様々な技術が導入されつつあります。
その中にはまだ実験段階のものがあったり、模型では成功しているが人体にはまだ応用されていないものがあったり、すでに臨床応用されている技術などもあります。
実際に治療に応用され医療現場で使用されている技術の一つに、空間を3Dデータとして認識できる技術等か ら応用された「歯型を取る」機械があります。
銀歯などを作るときの型取りは、皆さん苦労された方も多いかと思います。
粘土のようなものを口に入れて固まるまで数分間我慢しなければならないからです。
このデジタル技術は、その「歯型を取る」ことを口の中に入る小さなカメラで、スキャンをして型を取ります。口の中をカメラで1~2分間スキャンをすると、歯型取りが完了します。粘土は使いません。
スキャンされたデータはコンピューター内で処理され、写真のように画面上に表示されます。
このデータを元に歯を作ることができます。
テクノロジーによって歯科医療もドンドン変化をしていきます。
インプラントにも骨が溶けてしまう病気があります。
歯が無くなったところに人工の歯を作る方法の一つとして、インプラントがあります。インプラントとは、歯が無くなった顎の骨の中に、チタン製の人工歯根を骨を削って埋入します。骨にしっかりと埋入されたインプラントは自分の歯のようにしっかりと咬めることが多いです。
しかし、そのインプラントを支えている骨が溶けて、膿がたまってしまう病気があります。歯周病も自分の歯を支えている骨が溶けてしまう病気ですが、歯周病と同じ様に支えている骨が溶けてしまう病気が、インプラントにも発症します。その病名はインプラント周囲炎といいます。
インプラント周囲炎は日本だけでなく世界的に起こっている病気で、治療は非常に難しいものとなります。現在世界中でインプラント周囲炎に関する研究や治療が盛んに行われていますが、決定的なものはまだないのが現状です。
そのインプラント周囲炎について最近の研究に関する講義が、栃木県で行われました。講師はヨーロッパ歯周病学会元会長のStefan Renvert氏です。
その内容は、インプラント周囲炎が発症してしまうと治ることが困難なため、発症しないように予防をすることが大切とのことです。
予防に効果的なのは、インプラント治療をする前に、しっかりと歯周病治療を行い、歯周病を治してからインプラント治療を行うことが予防効果が高いとのことです。
歯周病は数百種類もいると言われている歯周病菌が原因となって発症します。その歯周病菌がインプラントに感染すれば、インプラント周囲炎を発症するとのことです。
まずは歯周病を治療して、治癒してから、インプラントを検討することが大切とのことでした。
日光市休日当番医です 2018年12月2日
2018年12月2日は日光市休日当番医です。
沼尾デンタルクリニックにて受診できます。
対応時間は10時から16時となっております。
受診希望者は電話にて連絡をお願いいたします。
TEL:0288-22-3030
若くても歯周病で歯が無くなる可能性があります
先日参加してきた歯周病学会にて、いろいろな歯周病の治療例の発表がありました。
その中の一つに20歳で重症な歯周病を発症し、それをどのように治療をしたのかを報告されていたものがありました。
初期症状は20歳という若さでも、歯肉が腫れて血が出たり、歯がぐらついたりしてきたようです。その病状の進行は早く、あっという間に症状が進んできたとのことです。
いくつかの歯科医療機関を受診しましたが、その病状の進行は止まらなかったために、歯周病専門医に紹介をされました。その歯周病専門医で治療をした経過の報告でした。
今回の報告では、通常では抜歯となってしまうような症状の歯を、的確な診断と治療を行い、それらの歯をすべて温存することに成功をしていました。
この報告をした歯周病専門医は私の友人であったので、治療や経過に関することをたくさん質問をして、いろいろなことを教えてもらうことができました。
今回の学びは日々の私の治療にフィードバックさせていこうかと思います。
口が開かない場合、その原因によっては外科処置の可能性もあります。
口が開きにくい、大きく開けない、などの症状のがあるときは、あごの病気の可能性があります。
口が開きにくくなる原因は、様々な病気があります。
まずは原因となっている病気の特定を行い、その病状に合わせた治療を行います。
まずは保存的療法を行うことによって、症状改善していくことが多いです。
しかし、まれに外科療法(手術)を必要とする原因の時もあります。例えば、顎に癌ができてしまい口が開きにくくなった場合です。
先日、日本顎関節学会第45回学術講演会に参加してきました。今回のテーマは「外科療法について」です。
講演内容では、近年研究が進み、口が開かないことに対する治療は保存的治療で改善することが多くなってきましたが、それでもまだ外科療法が必要な場合があります。
臨時休診のお知らせ 10月26・27日
10月26日(金)の午後の診療と、27日(土)の診療は、日本歯周病学会に参加するため臨時休診とさせていただきます。
10月25日(木)と、10月26日(金)の午前の診療は行います。
精密な歯科治療のトレーニング
歯の治療は非常に細かな部分を治療するので、その細かな部分を拡大をしてよく見えるようになれば治療の精度は格段に上がります。それを可能にしてくれるのが手術用顕微鏡という機械です。
テレビで行っている医療の手術シーンによく出てきますが、覗きながら手術を行っているものが顕微鏡です。
手術用顕微鏡を使って患部を見ると、通常肉眼では見られない細部までよく見えます。イメージとしては双眼鏡で覗いたときに、遠くのものが手に取るように見えているのと同じような感覚です。
良く見えるために痛みなどの原因も良く見えることが多々あります。見えれば治療の成功率も上がります。そのため手術用顕微鏡は非常に有用な機械なのです。
ただし、手術用顕微鏡を使いこなすためにはそのスキルが必要です。
手術用顕微鏡を導入してからスキルアップをはかってきましたが、今回さらなるレベルアップを目指すために顕微鏡歯科治療の研修を受けてきました。
顕微鏡を使いながら直接指導をいただき、新たな知見や使用方法などを学びました。
セルフトレーニングの方法も学んできたため、今後研鑚を積んで、顕微鏡歯科治療のレベルアップをはかっていきたいと思います。
休日当番医です。
本日は日光市休日当番医です
10時から16時までの対応となっております。
お口の中のトラブルがある方は、まずは電話にてお問い合わせをお願いいたします。
http://www.city.nikko.lg.jp/kenkou/guide/iza/kyuujitsutouban/index.html