2015年の日本顎関節学会は日本口腔顎顔面痛学会という口の周りに関連する痛みを研究する学会と同時開催でした。口の周りでは虫歯や歯周病はもちろんですがそれ以外の様々な病気によって痛みがsyつ元して、その痛みに悩まされることがあります。そのような痛みを研究しているのが口腔顎顔面痛学会です。
顎関節症も時に痛みも伴う病気です。痛みがあることは患者さんの苦痛であり、それを少しでも早く改善したいという患者さんの希望にできるだけこたえるべく今夏のこの同時開催はとても勉強になりました。
もちろんすべての痛みがすぐに改善できるとは限りませんが、最近の研究でわかってきたことや、アメリカの大学で留学して研修を受けた先生の講演などを聞くことができました。
顎関節症の診断方法が現在世界共通基準をつくろうという動きがあり、そのプロジェクトに日本の顎関節学会から複数参加をしているとのことです。現在の診断基準作成の進行状況などの報告もありました。
これからはますますグローバルな視点が必要になってくることになり、さらなる研鑽をつんでいこうと思います。
記 沼尾明弘