「日経トレンディ」が選ぶ「2010ヒット商品ベスト30」でヒット商品の第6位に選ばれた「ポケットドルツ」を購入して、当院イチオシの音波歯ブラシ「プリニア」と比較検証してみました。下の写真で左がプリニア、右がポケットドルツです。
どちらも音波振動歯ブラシというものです。
まずはどれくらい振動するのかを確認してみました。ポケットドルツは1分間に16,000回振動するようです。プリニアは1分間に31,000回振動します。プリニアのほうが1分間に約2倍の振動するようです。清掃能力はプリニアのほうがありそうです。
振動するときの振幅はポケットドルツは約0.3mmであるのに対して、プリニアはスーパーソフトモードで0.45mm、ソフトモードで0.7mm、ノーマルモードで1.0mmの3タイプがあります。スーパーソフトモードとソフトモードは歯肉に炎症があって歯ブラシで痛みを感じるときに使用するモードです。プリニアは歯肉の状態で使い分けができそうですが、それ以上に振幅が小さいポケットドルツのほうがより歯肉の痛みが強い方にはいいかもしれませんね。
肝心の歯ブラシのブラシ部分ですがポケットドルツは1種類ですが、プリニアは毛先が細いタイプと丸いタイプのもの、またワンタフトブラシも毛先の細いものと丸いものの4種類が用意されています。プリニアのほうが歯並びや磨きたい部位によって使い分けることができます。
大きさはポケットドルツはキャップをした状態で長さ16cm幅2cm、プリニアは長さ23cm幅は太いところで3cmです。ポケットドルツは携帯する事を前提に作られているのでコンパクトサイズで、しかも軽いです。
価格帯はポケットドルツが3,000~4,000円程度、プリニアが8,000~9,500円程度のようです。製造元はポケットドルツがパナソニック株式会社、プリニアが松下電工株式会社です。同じ技術でプリニアの簡易版がポケットドルツといった感じでしょうか。
ここまで比較してみてみると、自宅ではプリニアでしっかりと口腔ケア、外出先ではポケットドルツでどこでも簡単に口腔ケアといったような使い分けをしていくことがいいみたいです。
「ランチみがき」というキャッチコピーで発売されたポケットドルツですが、外出していることが多い昼間に音波ブラシを携帯して歯を磨けるという目的を果たすにはいい商品ですね。