歯科衛生士専門学校のオープンキャンパス(学校見学説明会)

歯科衛生士とは歯や口の病気の予防、歯科診療の補助や、歯・口の中の健康はもちろん、全身の健康についてのご相談をすることを主な仕事としています。

そのような歯科衛生士になるための専門学校が栃木県にあります。

その1つの宇都宮歯科衛生士専門学校が今年度のオープンキャンパス(学校見学説明会)があるようです。

栃木県にある宇都宮歯科衛生士専門学校の平成22年度オープンキャンパスと学生募集の案内

平成22年7月25日(日) 、 8月3日(火) 、 8月18日(水) 、 9月25日(土)にそれぞれオープンキャンパスが開催されるようです。

歯科衛生士は専門学校を卒業して国家試験に合格すると無事にライセンスをもらせます。

就職難のこのご時勢でも、求人数は数倍~十数倍あるといわれています。

歯科衛生士という仕事は国家資格で10倍以上の求人があります。

宇都宮歯科衛生士専門学校の場所は

栃木県宇都宮市竹林町698番地

電話 028-625-2217

です。

顕微鏡歯科のススメ

顕微鏡歯科というものはご存知でしょうか?マイクロスコープや手術用顕微鏡などとも言われています。
その顕微鏡歯科についてセミナーを受講してきました。講師は顕微鏡歯科学会副会長で東京で開業されている三橋純先生です。
よくテレビでスーパードクターと紹介されすばらしい手術をしている映像などを見かけることはあるかと思いますが、そこで手術をしながら覗いているものが手術用顕微鏡です。血管などが細かく入り組んでいるところは顕微鏡で見ながら丁寧に手術をやって、必要最小限な部分だけを切除することができます。
それと同じように顕微鏡を見ながら細かい歯科治療を行うことが顕微鏡歯科です。顕微鏡を使用することによって肉眼では見ることのできない細かなところまでよく見ることができます。
たとえば人間の歯は約1cm四方しかない小さなものです。そこに小さなむし歯ができたり、小さな歯石がついたり、歯にヒビが入っていたりなどの状態になった場合でも、肉眼では確認することができなかったそれらが、顕微鏡だと見えて確認することができます。確認したものに対して顕微鏡を見ながら必要最小限で適切に処置を行うことによって、肉眼では不可能なレベルの早期発見早期治療が可能となります。更にレベルの高いミニマム・インタベーション(MI:最小限の治療という意味)が実現可能となっています。
顕微鏡のもう1つのメリットは、CCDカメラが装備されているので動画としてモニターに映し出すことができたり、録画することが可能となります。それによって今まではドクターしか見えなかった治療最中の状況がそこにいるスタッフや患者さんなどへ見てもらうことが可能となり、医療サイドのチームワークの向上や患者さんが治療内容を把握しやすくなるとのメリットもあります。当院ではまだモニターの設置を行っていないので今後対応していく予定です。

プロの業者に依頼して院内清掃をしてもらいました。

休診日を利用して、院内の清掃をプロの業者に依頼して行ってもらいました。院内清掃は綺麗さをできるだけ保つために年間に数回は行っています。

床の表面をマシンを使って丁寧に汚れを落としてもらっています。【日光の歯科 沼尾デンタルクリニック】 

埃等を掃除機できれいにした後に、床の表面をマシンを使って丁寧に汚れを落としてもらっています。

マシンで綺麗になった床には、ワックスを塗って汚れ付着を予防します。大きな送風機でワックスを乾燥させています。【日光の歯科 沼尾デンタルクリニック】

マシンで綺麗になった床には、ワックスを塗って汚れ付着を予防します。大きな送風機でワックスを乾燥させています。

仕上がりは自分たちで行っていたころとは比べ物にならないくらい綺麗に仕上がり、その状態が長持ちします。

多少ワックスのにおいが残りますが、窓を開けて喚起をすればすぐに気にならない程度になります。

やはり定期的なプロのクリーニングは快適な状態を長く保てるので非常に助かっております。

恒例となりつつある院内研修会

先日も東京から講師を招いて院内研修会を開催いたしました。

日光の歯科、沼尾デンタルクリニックの院内研修会です。過去の写真を見て検討会を行っています。

日光の歯科、沼尾デンタルクリニックの院内研修会です。患者さんへ伝わるような説明のコツを全員で研修中です。

今回のテーマは口の中の写真を撮影してその写真を患者さんに見てもらいながら口の中の現状を分かるように説明したり、歯周病の検査をしてその検査結果を分かりやすく伝えどんな治療が必要かを説明することを学びました。

普段から患者さんへは分かりやすいよう説明しようと心がけていましたが、専門的なことを伝えなければいけないのでうまく伝えることは難しかったです。しかし、今回はそれらをいくつか解消できるようなヒントを得られました。

やはり口の中の写真に関しては、普段は自分の口の中はよく見えないところであり、特に上顎の奥歯は自分の目で直接見ることはできません。そのような場所を口の中が良く分かるような写真をデジカメ一眼レフを使って撮影します。その写真を見れば、いま自分の歯や歯肉がどんな風になっているか見ることができます。

また、写真を撮って保存しておくことによって治療の前後の比較ができたり、1年後2年後と時間が経過したときにそのときの口の中の記録として保存しておくことができます。

やはり 「百聞は一見にしかず」 です。

自分の口の中のありのままの状態をデジカメの写真でみてみませんか?

たとえば下のようにこんな感じです。

歯の漂白、ホワイトニングの術前(日光の歯科、沼尾デンタルクリニック) 歯の漂白、ホワイトニングの術後(日光の歯科、沼尾デンタルクリニック) 

左の写真が術前、右の写真が術後です。

1本だけ歯が変色していたため、1本だけホワイトニング(ブリーチング)を行いました。

分かりますか?

上顎の真ん中の前歯の左隣の歯です。

このように、写真を撮ることによって自分の歯の状態が客観的に見られるため分かりやすく、

また、術前術後で簡単に比較できることができ治療効果が良く分かると思います。

この方は歯の変色をずっと悩んでおられましたが、この処置によって歯が白くなり大変喜んでいただけました。

(栃木県日光市の歯科 沼尾デンタルクリニックで実際に行われた治療例です。これらの写真は患者さんご本人の承諾を得て公開させていただいております。もちろん個人を特定できるものは一切掲載しておりません。)

外傷を受けて歯が折れたり抜けたりしたときはどうする?

転んだりぶつけたりして、不運にも歯を折ってしまったり歯が抜けてしまったときは非常に驚くと思います。

そんなときにはどうすればいいでしょう?

まずは抜けてしまった歯や折れてしまった歯の一部を見つけてください。

そして見つけたものは汚れていても水で洗ったりしないでください。

できれば牛乳の中にその見つけた歯を入れて、できるだけ早くに歯科医院を受診してください。

牛乳がないときは生理食塩水でも可能です。それもないときはサランラップに包んで持ってきてください。

そんな歯の外傷に対する対応と診断・処置方法について世界外傷歯学会の現会長でもある月星光博先生よりレクチャーを受けてきました。

歯の外傷に対する対応と診断・処置方法について世界外傷歯学会の現会長でもある月星光博先生よりレクチャーを受けてきました。

今までもそのような歯の処置を行ってきましたが、今回は歯や歯の神経を保存する方法をいくつか学んできました。

その中には私は知らなかった処置方法もあり、これからは今まで以上に歯を保存していくことができると思います。

できることなら歯が折れたり抜けたりすることは避けたいものです。

スポーツをするときにはスポーツマウスガードを装着しておけば、歯の外傷はある程度は予防してくれます。

まずは怪我をする前に予防として、自分の歯を守ってみませんか?

全国にはこんな特殊な歯科医院もあります

先日、東京で開催された勉強会に参加してきました。

今回は一般的な歯科医院の業態ではなく、少し変わった歯科医院のプレゼンテーションが行われました。

口臭治療を専門とするクリニック

他の歯科医院から依頼を受けてCT検査と画像診断だけを行う歯科医院 (歯を治療する診療椅子がありません)

CT検査をする装置とマイクロスコープという顕微鏡の最新設備で新規開業した歯科医院。

患者さんに最良の医療を提供するために保険診療をやめてしまった歯科医院

・マイクロスコープという歯科用顕微鏡で行うむし歯治療をしている歯科医院

・コーチングを導入した歯科医院

・ホワイトニングを専門とする歯科医院

日本全国さまざまな歯科医院がありました。これらの歯科医院は特殊性が高く珍しいので、ぜひホームページを閲覧してみてください。

このほかにも参加されていた先生方にも色々な特殊な業態で歯科医療を行っている方もたくさんおられました。

それらの先生やスタッフの方々と二日間の勉強会と、懇親会を通じて色々なお話をしてきました。

上に紹介したようなと特殊性を当クリニックですぐに出すことはまだまだ難しいですが、その先生方のこれからも一緒に学んでいくこととなりますので、患者さんへのメリットが大きいと思われることはどんどん吸収して学んでいきたいと思います。

総入れ歯をさらに使いやすくするために

歯が1本もなくなってしまった方には総入れ歯(専門用語では総義歯・ソウギシ)を使うようになります。

例えば脚がなくなったときには義足を作ることがあるかと思いますが、誰もが自分の足があったときと同じように義足を使って生活することは難しいことは想像できると思います。

それと同じように自分の歯があったときと同じように食べたり話したりできるようになるには相当大変なことなんです。

しかし私たち歯科医師はそのような患者さんにもできるだけ生活しやすい入れ歯を提供しようとしています。

今回はそのような思いが強い歯科医師・歯科技工士(入れ歯や歯を作成する専門職)たちが集まってくるセミナーへ参加してきました。

総義歯が専門の深水先生、東京歯科大学解剖学准教授の阿部先生、歯科技工士の堤先生のレクチャーを二日間にわたり聴講してきました。

2010PTDセミナー

総義歯学という専門の学問があるくらいなので、奥深いものとは知っていましたが今回の話でもいろいろな新しい知識を得ることができました。これから1年間の総義歯の専門コースが始まります。さまざまなものを吸収して、今まで以上に使いやすい入れ歯を提供できるようがんばりたいと思います。

今回、聴講してきた内容の1つを紹介します。

良く噛むことは脳に良いといわれることが多いですが、その実験として脳の活性度を測定することができるファンクショナルMEIという装置がありますが、それを用いて噛んだときと噛んでいないときの脳の活性を比較したとき、噛んだときのほうが明らかに脳の活性が上昇します。つまり脳が良く働いているということになります。

さらに、20代の人と60代の人を比較したところ60代のほうが脳の活性は上がるそうです。つまり、歳を重ねるほどに良く噛んだほうが脳の働きはよくなっていくということです。

自分の歯で良く噛めることが理想ですが、不幸にも歯がなくなってしまった場合はできるだけ噛める入れ歯で噛んだほうが脳にも優しいということです。

歯を抜かずに保存する勉強会の1年間の研修が終わりました。

先日、1年間続けてきた歯周病の勉強会が終わりました。歯周病専門医であるスウェーデンデンタルセンター弘岡秀明先生に講習・実習・症例報告などの研修を行い行い指導していただきました。

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今まで保存できずに抜歯になるような歯も、できるだけ残せるようにしていきたいと考えています。ただし弘岡先生もお話していましたが、全ての歯が残せるわけではなく、重症化しすぎた歯はやはり治療の限界があり抜歯とせざるを得ないこともあります。抜かないといけないほど重症化して欲しくないですね。

  自分の歯を長く使っていくためには、まずはしっかりと歯周病の治療を行わなければなりません。その後は歯に汚れがついてしまうとすぐに歯周病は再発してしまうので、毎日のハブラシ等を行って歯の汚れを丁寧に落としておくことと、定期的に歯科医院でのチェックと歯ブラシでの磨き残しのクリーニングを行っていくことが、自分の歯を守っていく重要なことになります。「痛くなったら歯医者に行く」では重症化してしまいます。「痛くならないよう歯医者でメンテナンス(お手入れ)をする」といった感じでないと自分の歯を守っていくことはできません。

そこまで治療とメンテナンスを行っても不幸にも自分の歯を抜くようなことがあれば、なくなった部分だけに対してインプラントという選択肢も検討しても良いかと思います。

無事に1年間の研修の最後に帝国ホテルにて卒業式が開催されました。無事に私も終了証をいただくことができました。写真はそのときのものです。

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これからも年数回の弘岡先生主催の勉強会があるので、そちらへは継続的に参加をして勉強を続けていきたいと思います。

今までにない新しい発想のこどもの歯科

先日、栃木県内にある早乙女歯科医院を見学させていただきました。

そこの歯科医院は通常の歯科治療のほかにインプラントや予防歯科・メンテナンスにも力を入れている歯科医院です。

さらに昨年「キッズデンタルパーク」という新しいコンセプトの小児歯科をはじめました。

こども専用の待合室と診療室などがありそこの作りやコンセプトが子どもを歯医者嫌いにさせないようになっています。実際、見学中にも小さなお子さんが来院していましたが泣いたり暴れたり嫌がったりなどするお子さんは1人もいませんでした。

これなら0歳児からもしっかりと予防歯科を浸透させることができ、むし歯のない大人へとなってもらえるようになるのではないかと思いました。日々小さなお子さんには歯科治療のトラウマを作らないよう心がけて診療を行っているだけに、このようなコンセプトの歯科医院があることはとても勉強になりました。

キッズデンタルパークの診療室です。

子ども専用待合室の一角です。お子さんがリラックスできるようなつくりになっています

リトルデンタルタウンのポスターです。

テレビ東京「カンブリア宮殿」に栃木県にある手術針メーカーの社長登場

平成22年1月25日の夜10時からテレビ東京で放送されるカンブリア宮殿という番組に「マニー」という医療メーカーの社長松谷貫司氏が登場します。

地元栃木県(宇都宮市・塩谷郡高根沢町)にある会社ですが手術針で日本国内や世界のトップシェアを持っている会社です。

手術のときに縫う針のほかに歯科の器材も提供しており、歯の神経の治療をする細い針金のような器材や、歯を削るときに使う研削研磨器具ダイヤモンドバーも製作しています。私はそのどちらも研修医時代から愛用しています。

手術用の縫い針が有名だと初めて知ったのは、私が麻酔科研修時代でした。自治医科大学の麻酔科で研修していたときに外科用(手術用)の縫合針にこのマニー社の製品があることをしり、そこの現場では多くの外科医から信頼され使用されていました。

地元企業であり製品の品質がすばらしいことから開業した今でもマニー社製の手術用縫合針・ファイルという根管治療器具・歯を削るダイヤモンドバーは十数年以上愛用しています。

「針金屋」と言われているそうですがマニー社製の器具は本当に粘りがあり信頼して毎日の治療に使用することができます。安全な医療を提供するにはこのようなこだわりのメーカーがあることは非常に心強いものです。