歯周病治療の勉強会に行ってきました

現在、東京で開催されている歯周病治療の年間コースに出席してきました。

講師は歯周病治療の先進国であるスウェーデンへ5年間の留学のある先生です。

第4回目にあたり、今回も2日間にわたり朝から夕方までレクチャーを受けてきました。

今回のテーマはより重症化した歯周病になった歯を何とか残して使える方法を学んできました。

今までもその治療方法は知ってはいましたが、より詳しい内容や今までの治療例をたくさん閲覧し、またそれらを裏付ける論文もたくさん紹介してもらいました。

しかし、これらの治療法をもちいても限界があることも事実としてあります。

今回のレクチャーで得たことを患者さんへ還元して1本でも多くの歯周病の歯を抜歯しないで残していくようにしていければと思います。

やっぱり自分の歯で咬めることが一番ですよね。

神経を取った後に変色した前歯を白くホワイトニングする

大きくなったむし歯などの原因によって歯の神経をとることはよくあります。

一般的に歯は神経を取ると黄色や灰色に変色していきます。

神経を取ったあとに差し歯や銀歯にしてしまうと自分の歯が変色したことは分かりませんが、前歯の場合、差し歯にしないで自分の歯のまま使っている場合は変色していくことがあり、それが気になって悩んでいる方もたくさんいるのではないでしょうか?

そんなときに歯を全部削って白い差し歯にしてしまえば白い歯にすることはできます。

しかし自分の健康な歯の部分を削ってしまうことに抵抗ある方がほとんどではないかと思います。

・・・・・白い歯に戻りたい、でも自分の歯はできるだけ削りたくない・・・・・

そんな方にオススメなホワイトニングの方法があるのでここで紹介します。

「ウォーキングブリーチ」というホワイトニングの方法です。

 

数年前にむし歯が原因で前歯の神経を取った歯がだんだんと黄色く変色してきました。

写真だと向かって右側の前歯が左側に比べて黄色くなっていることが分かると思います。

神経を取った後の変色した歯を白くするホワイトニング法ウォーキングブリーチ法の術前

黄色く変色した歯をホワイトニング剤を使ってホワイトニングを行ったところ1週間で下のような白い歯にすることができました。

神経を取った後の変色した歯を白くするホワイトニング法ウォーキングブリーチ法の術後

向かって右側の歯と色を比較していただければ一目瞭然だと思います。右側の歯は全く何もしていないため術前と術後には変化はありません。ホワイトニング前には左の歯のほうが確実に黄色が強かったものがホワイトニング後には左右ほぼ同じ白さになっています。

 

治療方法は非常に簡単です

神経を取る時に前歯の後ろ側に穴をあけて取ります。

治療後はその穴は白いプラスチックで埋めてあるのですが、その穴に詰まっているプラスチックを削り取り、その穴の中にホワイトニング剤を入れてふたをします。

そして1週間たつと写真のように白い歯にホワイトニングされます。たったこれだけです。

神経を取った前歯の色が悪く、悩んでいる方にはオススメしたい治療方法です。

 

このホワイトニング法のウォーキングブリーチの料金は1歯1回につき5000円(税別)です。

 

お問い合わせはこちらをクリック

直接お電話でも承ります。 TEL 0288-22-3030
お電話の場合「ホワイトニングを希望」または「ホワイトニングの説明を聞きたい」とお伝えください。

(栃木県日光市の歯科 沼尾デンタルクリニックで実際に行われた治療例です。これらの写真は患者さんご本人の承諾を得て公開させていただいております。もちろん個人を特定できるものは一切掲載しておりません。)

インフルエンザ予防対策

もうすぐ10月になりすごしやすい気候となってきています。
これからの季節はインフルエンザの流行が懸念されるところですが、【日光の歯科 沼尾デンタルクリニック】では来院された患者さんの間でインフルエンザに感染しないように対策をこうじています。
スタッフは基本的にマスクをして診療に従事しております。
少しでも患者さんの心配事を排除して、気持ちよくしか治療を受けていただければと思います。
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患者さん用の洗面スペースには手洗い用の液状石鹸とうがいができるよううがい薬と紙コップを置いてあります。インフルエンザ対策としてはうがいと手洗いは簡単にできる基本的な予防方法です。
また、歯磨き用のペースト(歯磨き粉)も常設してあります。歯科医院専用のもので大人用と子供用がありますのでお試しでお使いになってみてはいかがですか?
特に、子供用のほうはフッ素はもちろんキシリトールも配合されており、むし歯にならない甘さが子どもたちには好評です。オレンジ・アップル・ストロベリー味の3種類あります。
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待合室と診療室には空気清浄機をおいてあります。待合室や診療室では多数の人が出入りします。これから寒くなってきますと室内の常時換気が難しくなってくるため少しでも浮遊しているウイルスや細菌などを除去して感染予防をしています。
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速乾性すりこみ式手指消毒剤です。強い殺菌作用がありインフルエンザウイルスには有効とされています。使用方法は手を洗った後ポンプを一押しして手掌に取り、それが乾燥するまでこすり合わせます。

日光市の休日急患歯科診療の当番です

シルバーウイーク最終日の平成21年9月23日は午前10時から午後4時まで沼尾デンタルクリニックが休日当番医となっています。

・急に歯が痛くなってきた。

・歯肉や頬が腫れてきた。

・銀歯や差し歯が取れてしまった。

・転んで歯が折れてしまった。

・コンタクトスポーツのプレー中にぶつかり歯がずれてしまった。

・観光に来ていたら治療中の歯が痛くなった。

いままで行ってきた休日当番の時にはこのような患者さんが小さなお子様からご高齢の方まで沼尾デンタルクリニックに来院しました。

まずは電話でお問い合わせください。 0288223030

口の中の写真をとる講習会を院内で開催しました

午後の診療時間を休診にさせていただき、口の中の写真撮影の実習を講師をお招きして開催しました。

日本ヘルスケア歯科研究会のセミナーで紹介していただいた歯科衛生士の井上さんを講師に招いて、口の中の写真撮影の実習講習会を開催しました。

井上さんはフリーランスという歯科衛生士さんでいろいろな歯科医院などに出向き予防歯科の処置を行ったり、このような出張セミナーを行ったりと多忙かつ経験豊富な歯科衛生士さんです。

今回は当院スタッフ全員参加のもと、井上さんから口の中の写真をとることの重要性のレクチャーを受け、写真撮影の実習を行いました。

講師を招いて院内で口の中の写真撮影の実習を行いました

(まずは基本的なことを井上さんから全員でレクチャーを受けました)

マンツーマンで指導開始です

(マンツーマンで撮影のコツを伝授していただきました)

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(撮影も慣れてきたせいか、緊張の取れてきて笑顔もこぼれてきました)

今まで当院でも口の中の写真撮影は行っていましたが、今回はより綺麗で見やすい規格写真を撮る方法を伝授していただきました。

綺麗で見やすい規格写真を撮る理由は、口の中の状態を写真という分かりやすい方法で記録をとっておくことによって何年・何十年経った口の中の変化を比較検討することができ、それによって患者さんへより適切な処置や予防方法などを提供することができるからです。

また、写真というビジュアルがあると直接見ることのできない自分の口の中を、患者さん自身が見られるというメリットもあります。

今回の実習でスタッフ同士で相互に撮影を行った写真の一部を紹介します。

口腔内写真撮影のスタッフ同士の相互実習 正面から見た写真です

(口の中って正面から見るとこんな風になっています。)

口腔内写真撮影のスタッフ同士の相互実習 横から見た咬み合わせの写真です

(横から撮影すると咬み合わせもよく分かります)

口腔内写真撮影のスタッフ同士の相互実習 下の奥歯を内側から見た写真です

(下あごの奥歯の写真です。これは口の中の内側・舌のあるほうから奥歯を見た状態です)

口腔内写真撮影のスタッフ同士の相互実習 上あごの奥歯を内側から見た写真です

(上あごの奥歯の写真です。写真でもないと自分の上あごの奥歯は絶対に見られない場所ですね)

このような口の中の写真を撮っておき、例えば毎年撮り続けていけば口の中の変化していく様を観察することができます。

小さなお子さんのときから撮りつづけていけば、乳歯から永久歯にだんだんと生え変わり、成長とともに大人の歯へ変化していく状態を記録することもできます。

そのときにむし歯や歯並びなど前回から変化した部分があればとても分かりやすいため、異常があれば早い段階で処置を開始することもできます。

あなたも口の中を撮影して、写真で奥のほうまで見てみたくはないですか?

栃木県に新しく歯科衛生士専門学校ができます

栃木県小山市に新しく歯科衛生士の専門学校が2010年春に開校します。小山歯科衛生士専門学校【仮称】です。

栃木県内に歯科衛生士専門学校は宇都宮に2校ありました。この学校が3校目となります。

3年制で定員は女子40名です。2009年秋から学生を募集するらしく問い合わせは同校開設準備室(0282-28-0202)です。

予防歯科の中心となって活躍する歯科衛生士が増えることは、患者さんにとっても非常にメリットが大きなことです。

すでにある宇都宮の歯科衛生士学校の詳細は下記のリンクからどうぞ

宇都宮歯科衛生士専門学校

栃木県立衛生福祉大学校歯科衛生学科

歯の根の治療を専門とする歯科医院

歯の神経を取ったり、歯の根の先に膿が溜まってしまった場合の治療を専門とする東京新橋にある歯科医院を見学に行ってきました。

その歯科医院のドクター石井先生はアメリカのペンシルバニア大学へ留学して歯内療法専門医の資格まで取得した方です。

石井歯科医院レセプションです

1cm四方しかない歯の中にある神経の入っていた管(太さは10~50ミクロン)の中を治療するため、非常に細かな治療となります。

そのために肉眼では捉えきれない部分は歯科用の顕微鏡を使って治療を行います。

歯の治療に使う顕微鏡です。 

そのほかにも根の治療に必要な知識や治療方法など学ぶべきものがたくさんあり、日々の私の診療にも取り入れられるものはすべて取り入れていこうと思いました。

専門医のレベルまで到達するには非常に高いハードルですが、そのレベルに少しでも近づいていけるよう研鑽をつんでいきたいと思います。

歯のマニキュア風のホワイトニング

むし歯などによって歯の神経を取ると、時間がたつにしたがって変色してくることをみなさんご存知でしょうか?

特に前歯の1本だけ神経を取ってあると、そこだけ変色してしまい笑ったときの印象が変わってきます。

そんな変色した歯でお悩みの方へオススメなのが白いジェル状のものを塗って変色した黒さをコーティングしてしまう方法があります。

20代女性の例です。

左上の前歯を数年前に神経を取ったために黒く変色してきました。ずっと悩んでいたようで歯のマニキュアを提案させていただきました。

処置前の写真です。

上の前歯が神経を取って数年したら1本だけ黒く変色してしまいました上の前歯が神経を取って数年したら1本だけ黒く変色してしまいました  上の前歯が神経を取って数年したら1本だけ黒く変色してしまいました

そこで、歯のマニュキアを黒く変色した歯1本だけに処置を施しました。処置時間は数十分です。

そして処置後の写真です。

歯のマニキュアによって黒さをマスキングして白くしました。数十分の処置時間です歯のマニキュアによって黒さをマスキングして白くしました。数十分の処置時間です  歯のマニキュアによって黒さをマスキングして白くしました。数十分の処置時間です

数十分の処置でこれだけ変化させることができました。

このような歯の変色でお悩みの方に提案できる1つの方法です。

この処置のメリットは

即日で処置ができる。そのため翌日にパーティ、旅行などプライベートでイメージアップをはかりたいとき、営業、商談などコンプレックスとなっている口元を気にせず相手の目の前で話ができることなどメリットが大きいです。

また、チラッと見える金属部分にも部位によっては応用可能です。金属の上にこの白いマニキュアを施します。その適応に関してはご相談ください。

デメリットとしては

黒さを隠すために白いジェル状の材料を厚く盛るため他の自分の歯と全く同じ色合いにすることが困難なこと。そして耐久性はそれほどなくだんだん剥がれてくるので長期間の効果は期待できません。

歯を白くするホワイトニングの1つのオプションとして検討してみてはいかがでしょうか?

【処置料】

1回の料金は1本で3,000円(+消費税)です。同時処置なら1本増えるごとに1,000円(+消費税)の加算となります。

このケースのように1本だけ施行するときは3,000円(+消費税)となります。

例えば、犬歯から犬歯の間の前歯6本を行うとすると3,000+1,000×5=8,000円(+消費税)となります。

スウェーデン デンタル センターを見学してきました

東京都千代田区にあるスウェーデンデンタルセンターを見学させていただきました。

ビルの3階にある入り口です 

【ビルの3階にある入り口です】

待合室です 

【待合室です】

診療室へ通じる廊下です

【診療室へ通じる廊下です】

院長用診療椅子です。窓の外には日比谷のオフィス街が広がります

【院長用診療椅子です。窓の外には日比谷のオフィス街が広がります】

スウェーデンにあるイエテボリ大学のリンデ教授のもとで歯周病学を中心に5年間学んでこられた弘岡先生のオフィスです。

現在、定期的に弘岡先生のレクチャーを受けているため、今回お願いして見学をさせていただきました。

スウェーデンなどの北欧では予防歯科が世界の中でも格段に進歩しており、虫歯や歯周病の有病率が非常に低く有名な地域です。

そのスウェーデンで行われている治療を、この日本でそのまま実践されているオフィスはとても勉強になることばかりでした。

弘岡先生の5年間の留学経験といままでの臨床経験には学ぶべきものがたくさんあり、ひとつでも多くのことを吸収して日々の自分の診療へとフィードバックしていければと思いました。

第22回 日本顎関節学会へ参加してきました

7月25・26日に開催された日本顎関節学会へ参加してきました。

日本全国の大学病院や研究機関からの最新の発表や、国内や海外の著名な先生によるシンポジウム等のレクチャーも行われました。

また、医科の先生による頭痛の講演や慢性の痛みに対するメンタルケアの講演なども行われていました。

そのほかにも日本小児歯科学会後援による子供の顎関節症のレクチャーや、日本睡眠歯科学会後援による睡眠時無呼吸症候群や睡眠時の歯ぎしりに対するレクチャーも行われました。

ここ最近、普及しはじめた歯科用CTのセミナーもあり、開発の歴史や現在の機種の性能とその問題点などについて学んできました。

顎関節だけでなく改めて幅広い知識が必要であることを再認識しました。

2009年日本顎関節学会

学会の最後には一般公開された市民公開講座として、顎関節症をわずらいながら戦ってきたフードファイターの小林尊氏による講演も行われたようです。