Question 矯正装置をつけている間は、どんなことに気をつけたらよいでしょうか?
Answer お口の中を清潔に保ち、硬い食べ物はなるべく避けましょう。
矯正装置は自分で取り外しのできないものがほとんどで、治療開始から終了までの1~2年間、ずっとお口の中に入りっぱなしになります。しかもとても複雑なつくりですから、装置装着中はとにかくお口の清掃状態に気を配ることが重要です。
「食べたらみがく」というのは当たり前のことですが、装置がジャマして上手にみがくのが難しいのです。矯正治療中は歯ブラシだけでなく、補助歯ブラシやデンタルフロスなどを駆使して、時間をかけてみがくがひつようです。
また、毎食後完璧にみがくのは、時間的制約のある現代人には大変です。時間のない食後は簡単でもかまいません。少なくとも一日一度は時間をかけて、ていねいにみがきましょう。
きちんとみがかないと、むし歯や歯周病になってしまいます。何のために矯正治療をしているのかを考えて、とにかく口腔清掃に注意してください。フッ素塗布や洗口剤の利用を補助的に行うのも良い方法です。
矯正装置は、強力に歯の表面に付いているわけではなく、ある程度の力が加わると外れるようになっています。
治療中はナッツ類、おせんべい、フランスパンなど硬い食べ物をかじるのは避けましょう。硬いものは小さくちぎって、奥歯でかむようにします。そうしないと、装置が壊れる可能性があります。
チューインガムは、装置に慣れてきたら、100%キシリトール入りなら食べても大丈夫です。このガムはむし歯菌を抑制することでも知られていますので、ときには積極的にかんでもらうこともあります。