講演を聴いたり、模型を使って実習をしたりなど、いろいろな研修会がありますが、今回参加してきた研修会は実際に患者さんを治療しながらそのまま研修を進めていくという一番臨床に直結する研修を受けてきました。技術的のことは本を読んだり講演を聴いたりするよりも実際に患者さんの治療をしている現場から学ぶほうがストレートに技術を身につけることができます。
全部で5ヶ月にわたって行いながら総入れ歯を作っていきます。もちろん治療を見させてくれる患者さんには事前に同意のもと行われています。
論文を読んだり、講演を聴いたりなど勉強方法はいろいろありますが、この様なリアルタイムでの治療実習では本や言葉では伝わらない細かなところや感覚的なところ、ちょっとしたコツなどがよく分かります。そのため1回の実習を行うだけで普段の治療で困っていることが一気に解決することも少なくありません。
治療の流れの中で疑問に思ったことはすぐその場で質問することもできますし、もっと目の前にいる患者さんにも率直な意見を伺えます。その一つ一つの言葉が本だけでは読み取ることができない現場でしか得ることができない経験と知識になっていきます。
このような私たちの研修会に付き合ってくださっている患者さんにはとても感謝しています。今回の研修でできるだけの知識と技術を吸収して、今のクリニックでよりよい入れ歯つくりをしていくことがこの方への恩返しだと思って、一生懸命勉強させていただこうと思います。
この研修会場は銀座にある歯科医院です。土曜日曜と二日間研修をしているのですが、昼休みに一歩外に出るとそこには歩行者天国があり、ちょっとの時間でしたがリフレッシュをして午後の研修に挑みました。
帰りは東武電車から今話題の東京スカイツリーの真横を通過して帰ってきました。真下から見ると本当に大きいです。もう高さが400メートルを越したそうですが、鬼怒川にある東武ワールドスクエアでは完成品が見られるそうです。
この研修はまだまだ続きます。今月勉強したことを身につけて来月の研修に備えて行きたいと思います。