東日本大震災の影響を受け節電対策として院内照明を少なめにしていましたが、今回はエアコン使用量を控えるためにスタッフの白衣も暑い時期は涼しいものへ衣替えをしました。こまめに水分補給をするなどして熱中症対策も院内で申し合わせしております。
そのため院内は少し設定温度は高めですがご理解ご協力をお願いいたします。
記念にスタッフで写真を撮りました。スタッフ紹介のページはこちら
東日本大震災の影響を受け節電対策として院内照明を少なめにしていましたが、今回はエアコン使用量を控えるためにスタッフの白衣も暑い時期は涼しいものへ衣替えをしました。こまめに水分補給をするなどして熱中症対策も院内で申し合わせしております。
そのため院内は少し設定温度は高めですがご理解ご協力をお願いいたします。
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8020運動とは「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。厚生労働省と日本歯科医師会が提唱している運動です。
なぜ、80歳でも20本以上の歯を保とうという運動が提唱されているかというと、健康寿命が延びる可能性があるからです。
健康寿命とは健康で明るく元気に生活する期間のことで、寝たきりや痴呆にならないで生活していける期間のことです。
では、どうして自分の歯が残っていると健康で生活していけるのでしょう?
その答えは8020の調査研究がされた結果があります。
ひとつは20本以上歯が残っている人は、総入れ歯の人より4倍も良く噛め、QOL(生活の質)を高めているとの結果があります。
ふたつめは20本以上歯が残っている人のほうがバランス能力、俊敏性、脚力などの運動能力が高く、自力歩行ができたり転倒しにくいということがいえます。
みっつめは視覚や聴覚も歯が残っている人のほうが良好であったとのことです。
これらのことより20本以上歯を残しておくと健康寿命が長くなります。
先日、日光歯科医師会主催の健康フェスタで80歳で20本以上歯が残っている方の表彰式を行いました。そのときに参列された方は80~90歳とご高齢の方々でしたが皆さん元気で、一緒に見ていた職員の方々も「とても80歳以上の集団には思えないほど若々しい!」と絶賛しておりました。
しかし、80歳で20本以上歯がある人の割合はおおよそ10人のうち1人程度です。若いうちから虫歯や歯周病などによってどんどんはがなくなってしまう方が多いため、80歳になったときは10人中9人は自分の歯が20本未満になっています。
80歳でも自分の歯を20本以上保つには今から虫歯と歯周病の治療と予防をしっかりとやっておかないと、達成することは難しいものになります。
みなさんのイメージの歯科治療は痛みが出たり歯肉が腫れたりしてから、歯を削ったり抜いたりするものではないでしょうか?
歯を抜いたり削ったりすることは誰もがやって欲しくないことだと思います。しかい、むし歯や歯周病が進行してしまうと削ったり抜いたりしなくてはいけないのが現状です。
歯を抜いたり削ったりすることから開放されるためには、むし歯や歯周病の進行を止めて症状が出ないような状態を維持していけばいいのです。
そのような歯の健康を維持して、むし歯や歯周病の進行からお口を守るための勉強会に行ってきました。
宇都宮にて日本ヘルスケア歯科学会主催のセミナーに参加してきました。予防歯科の主役である歯科衛生士さんの発表や参加者が多数いました。
日本ヘルスケア歯科学会の設立趣旨の一部を抜粋すると
「幸いなことに、ヘルスケアの先進国では、従来の修復・補綴に重きを置いた歯科医療から、健康な歯列を守り育て生涯にわたって人々の健康のパートナーとなる歯科医療へと、その転換が始まっている。まず私たちは、これまでに蓄積された多くの研究の成果を臨床的な観点から取捨・統合し、臨床に役立つ情報として整理することから始めたい。歯科疾患を未然に防ぎ、すでに発症した疾患については、原因療法を怠ることなく効果的に治癒させ、また修復においても生物学的な因子に配慮して再発を防止し、生涯にわたって健康な歯列を維持するための歯科医療を実現することは、すでに手の届くところにある。」
ということです。難しくてわかりにくいのでザックリとした言葉にしてみると
「予防歯科の先進国では抜いたり削ったりの歯科医療からむし歯や歯周病を予防して自分の歯をずっと使っていくようになっています。そのような先進国や研究データなどを参考にして、自分の歯を守る予防歯科の医療を患者さんへ提供していきましょう。」
といった感じです。
具体的には以下のことを原則として行っていくことにより、いつまでも自分の歯を使い続けられるようにしていきます。
痛くなってからあわてる前に、日ごろからしっかりとお手入れしておけば自分の歯も長持ちします。
これを裏付けるデータがあります。
セミナー終了後は懇親会も開催され、そこでもさまざまな情報交換ができました。
朝から夜まで充実した1日でした。
6月4日~10日までの1週間は歯の衛生週間です。
歯の衛生週間とは 「いくつまでも自分の歯を使っていけるよう正しい知識を知って歯の健康を守りましょう」 ということを推進する期間です。
難しく言えば、 「厚生労働省・文部科学省・歯科医師会が主催となり、歯の衛生に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防処置の徹底を図り、併せてその早期発見、早期治療を励行することにより歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進を寄与することを目的としています」 ということになります。
自分の歯を長く持たせるためには、むし歯や歯周病が進行しない様に予防していくことが大切になります。歯が痛んだり歯肉が腫れたりなどの症状が出る前にむし歯や歯周病の予防を行っておくと良いです。そしてむし歯や歯周病を予防するスタンダードな方法としては、毎日行うホームケアと定期的に歯科医院で行うメンテナンスの両方を行っていくことが大切になってきます。
ラバーダム防湿法というものをご紹介します。
治療をするときにゴムのシートをかけて目的とする歯だけを露出させしまう方法です。
ラバーダム防湿法を行うメリットとしては
・唇や頬、舌を保護するため、歯を削るドリルから守ることができる。
・薬品や消毒薬の漏洩を防止できる。
・唾液の混入を防ぐことができるため感染予防ができる。
・ゴムのシートで水分をブロックして乾燥した状態を作ることができる。
などで、またそのほかにもさまざまなメリットがあり、治療を行う上で必要なときが多々あります。
上の写真がそのまま治療をするとき、下の写真がラバーダム防湿法を行ったときのものです。
下の写真はラバーダム防湿を行った歯の部分を拡大して撮影したものです。治療をする1本の歯を隔離することにより、上記のメリットが有効に働き治療効率や予後などにいい効果をもたらします。
歯科用マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)や歯科用ルーペ(歯科用拡大鏡)を使った治療のとき、また歯の神経の部分を治療する根管治療などをするときに多用しています。
最近、話題になっているfacebookに沼尾デンタルクリニックのページを作成しました。
facebookは実名で登録されているところで、多くの方と交流することができ、有益な情報交換もできます。
先日はfacebookで知り合った京都の歯科医師の方に、東京で開催されるセミナーを紹介していただき参加してきました。とても有意義な時間をすごすことができました。
まだまだ使い初めで不慣れな点はありますが、こちらでも情報発信をしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響による計画停電が行われています。
計画停電の時間帯は毎日変わりますが、それに合わせて当院での診療時間も変更させていただきます。できる限りフレキシブルに対応しながら皆様へ歯科医療を提供していきたいと考えておりますので何卒ご了承いただき、ご協力をお願いいたします。
日光にある当クリニックは第3グループとなっております。東京電力、メディア等の発表をご確認をお願いいたします。
なお、当クリニックは地震の影響もなく、今のところ通常の診療を行うことは可能となっております。
今後もホームページ・ツイッター・facebook等で情報を発信していきたいと考えております。
1人でも多くの方の救出と、被災地の一日も早い復興を心より願っております。
先日、院内勉強会を行いました。
今回の勉強会は入れ歯洗浄剤の製品について、メーカーの方に来ていただいてもらいいろいろなお話を聞かさせてもらいました。
今までの製品は市販されているものも含め、酸性かアルカリ性のどちらかであり、それによって入れ歯の汚れや色素を落としていました。
汚れは落ちますがプラスチックにもダメージが出る可能性があるとのことです
今回説明を受けた製品は中性のものを使用しているため入れ歯へのダメージを最小限に抑えることができます。また、新しい汚れを落とす成分によって入れ歯を綺麗にしてくれます。入れ歯が綺麗になることによって、口臭の原因ともなる入れ歯の臭いも減少してくるとのことでした。
数年前から発売されていた入れ歯洗浄剤ですが、年々発売数が増えており、その理由としては使用している方々からの口コミで広がっているそうです。メーカーの方も宣伝不足だったのに売れているのでびっくりしているとのことでした。
毎日使うものですから、できるだけ綺麗な状態で使っていきたいものですね。
むし歯や歯周病、外傷などで治療をしても重症な場合は歯を失ってしまうことがあります。
歯がなくなってしまったところはそのままだと咬むことができず、残っているほかの歯にも悪影響が出る場合があるため、人工的に歯を作っていきます。
その治療方法としては現在の歯科の技術では主に3種類の方法があります。
1.ブリッジ : なくなった歯の両隣の歯を削って金属またはセラミックで橋を架けるようにして歯を作っていきます。固定性ですが、両隣の歯を削ることやその歯に負担が大きいことなどがブリッジのデメリットです。
2.義歯 : いわゆる入れ歯です。バネでプラスチック製の人工の歯を支えています。ブリッジのように歯を削る必要性が無いか最小限ですむことがメリットですが、咬む力が十分でなく、異物感も大きいのがデメリットです。
3.インプラント : 歯を失ってしまったところに人工の根を埋めてその上に歯を作っていきます。周りの歯を削る必要性も無く、固定性で咬みごたえもいいです。人工の歯根を顎の骨の中に埋め込まないといけません。
下の写真にあるように向かって左の奥歯が1本失ったまま悩まれていた方です。ブリッジ・義歯・インプラントについてそれぞれ説明をさせてもらい、じっくりと検討をしていただきました。それぞれの治療にメリットデメリットがあるため、それらを考慮して最終的にインプラントで歯を作ることを選択されました。
インプラントを骨の中に埋入して骨とインプラントがしっかりとくっつくのを待ってから、歯を作っていきました。
まずはインプラントの上に土台を作成しました。今回は白い歯を入れるために土台から白い材質で作成しました。
インプラントの両隣の歯もむし歯があったので同時に治療をすすめました。奥のほうは咬む力が一番強いので金属で作成しました。手前の歯は見えるため白い詰物で歯を作っていきました。
土台の上に白い歯を装着したところです。今まで歯がなかったところでも、このように治療を行えばしっかりと咬むことができるようになります。
現在は定期的にメンテナンスを行い、インプラントと自分の歯を長く使っていけるようお手入れを継続しています。
(栃木県日光市の歯科 沼尾デンタルクリニックで実際に行われた治療例です。これらの写真は患者さんご本人の承諾を得て公開させていただいております。もちろん個人を特定できるものは一切掲載しておりません。)