むしばにならないおやつ

最近Googleのコマーシャルのなかに「むしばにならないおやつ」という表記がされているのを見ていろいろと調べてみました。
そもそもむし歯とは、ザックリ言うとばい菌が歯を溶かすために穴があいていくことなのです。
ばい菌が歯を溶かすときに出すは、食べ物の中に含まれている糖分をエサにしてばい菌は酸を出します。
ということは、糖分がない食べ物であればむし歯にはならないことになるため、そのような食べ物をおやつが「むしばにならないおやつ」になります。
しかし、糖分がない食べ物だと甘さがすくないため子どもが食べるおやつになるのか?という心理的な問題はあるかもしれませんね。
書籍でむし歯になりにくいおやつのレシピがあったのでここに引用しておきます。ご参考にしてみてください。
【口のなかを酸性にしないおやつ】①にんじんと大根のスティック/ヨーグルト1:マヨネーズ1のディップをそえて。②プロセスチーズのおかか揚げ/プロセスチーズを食べやすい大きさに切り、薄力粉で作った衣をつけ、パックのかつおぶしを全体にまぶす。油で揚げてできあがり。季節の野菜やチーズ、ナッツなどは、食べても酸性に傾かないので、むし歯にはなりにくいおやつの代表格です。
【ゆっくり酸性に傾くおやつ】ちいさなおにぎりやロールサンドなど。おにぎりは小さく握り、ごま塩やふりかけをまぶす。トースターで焼いてから、醤油や味噌を塗ったプチ焼きおにぎりもおすすめです。サンドイッチパンでウィンナーを巻き、爪楊枝でとめ、トースターで焼く。斜めに切っていただく。【口になかをサッと通り過ぎる甘いおやつ】甘いおやつでも、口の中をサッと通り過ぎるものならOK。フレッシュフルーツ入りゼリー/市販のゼリーや寒天ゼリーの中に、季節の果物を入れ、まわりにもフレッシュフルーツを飾る。ゼリーは口の中をサッと通り過ぎ、果物を噛むことで、だ液が出て酸を中和してくれます。アイスクリームやシュークリームなども、停滞しにくいおやつといえます。上手に利用してくださいね。
しかしばい菌のエサになる糖分は、人間にとっても大切な栄養となるために糖分を全く取らないということは現実的に無理なことになります。上手に食べ物から糖分を摂取することが「むしばにならないおやつ」の大切なところです。
そこで「むしばにならないおやつ」に関連してくる専門的で科学的な研究が行われたものがあるのでそれを紹介します。
むし歯の観点から糖分は二つに分類することができます。むし歯のばい菌が歯を溶かす酸を作り出すときの栄養となってしまう発酵性糖質と、酸を作り出す栄養にならない非発酵性糖質に分けられます。発酵性糖質の代表的なものはスクロース(ショ糖)やフルクトース(果糖)など食べ物に良く入っている糖分です。それに対して非発酵性糖質の代表的なものはキシリトールになります。それらを使ってフィンランドで人間を対象に大規模な虫歯の研究がされました。その研究の内容は125名の人間を1班はスクロースのみ2班はフルクトースのみ3班はキシリトールのみの3つのグループに分けて、それぞれ2年間にわたって摂取し続けたそうです。2年後のそれぞれの班のむし歯の動向を調べたところ発酵性糖質であるスクロースとフルクトースを食べていたグループは虫歯が多発しましたが、非発酵性糖質であるキシリトールのグループではほとんどむし歯は発生しなかったそうです。
この研究結果から食べ物の糖分がキシリトールでできているもであれば「むしばにならないおやつ」ということになります。
もう1つ「むしばにならないおやつ」の研究を紹介します。
スウェーデンにあるビペホルム病院の入院患者436名を対象に行われた実験です。トフィー(砂糖と糖蜜を煮詰めたキャラメルのようなお菓子)・チョコレート・キャラメルなどの発酵性糖質の食べ物を食事のときに一緒に食べていたときはむし歯の発生は少なかったのですが、食事と食事の間の間食としてそれらの食べ物を食べるようになったら急激にむし歯の発生が増えたとの研究結果があります。つまり甘いものを食べるタイミングを間違うとむし歯になってしまうということです。発酵性糖質は食事のときだけにして(食事も発酵性糖質です)、間食では発酵性糖質を含まない食品を食べるようにすることがむしばになりにくくなります。

これらの研究結果をまとめると間食(おやつ)には糖分がキシリトールのものを食べることが「むしばにならないおやつ」と科学的に実証され、安心して食べられるおやつであるといえるでしょう。

これらの科学的に実証されたデータがあることから、厚生労働省特定保健用食品(トクホ)のなかにもキシリトールガムやキシリトールタブレットの製品が数多く許可を受けています。
そのため最近はキシリトールの入った製品が多く売られるようになっています。その一部を紹介します。
キシリトール(XYLITOL)のタブレット(飴)です
スティッチのキシリトール(XYLITOL)のタブレット(飴)です スティッチのキシリトール(XYLITOL)のタブレット(飴)です
大人向けのミント味。キシリトール(XYLITOL)のタブレット(飴)です 大人向けのミント味。キシリトール(XYLITOL)のタブレット(飴)です
キシリトール(XYLITOL)入りのタブレット(飴)です。ガムが咬めない小さなお子さんにはオススメのものです。ラミチャック式なので携帯するときも邪魔にならずいつでもなめられます。スティッチのパッケージはリンゴ味やイチゴ味がミックスして入っておりお子様向けです。下のほうはミント味で大人向けとなっています。
キシリトール(XYLITOL)のガムです
こちらはキシリトール(XYLITOL)入りのガムです。ラミチャックのものは3種類あり左からクリアミント味・マスカット味・アップルミント味となっています。
ボトルタイプのキシリトールです。家族全員で愛用しています。
マスカット味はボトルタイプもあり自宅で使用するときにはこちらのほうが量が多く便利です。私も愛用しています。
キシリトールの含有量が多いため値段もチョットだけ高めです。
市販のものよりキシリトールの含有量が多いため、キシリトールの効果も期待できます。
キシリトールは大量に食べ過ぎるとおなかがゆるくなります
キシリトールの注意点です。虫歯にいいのならキシリトールを大量に取ればいいんじゃないか?という風に考える方もいるかと思いますが、大量にキシリトールを摂取するとおなかがゆるくなることがあります。そのため大量に食べないようにガムや飴などにしてキシリトールの製品は作られています。適度な量を守ってお使いくださいね。

3時間の講義と実技の研修会を院内で行いました

平成21年9月に行った研修会の第2回目を11月に開催しました。

前回の研修会の内容はこちら

前回の研修会では患者さんのお口の中の写真を撮影する手技をスタッフ全員で学びました。

今回の研修会では前回の研修会のときに来ていただいた井上さんから、口の中を撮影した写真をどのように患者さんへ分かりやすく説明をするかなどの内容をスライドを使って講義を行っていただきました。約3時間の講義の内容はとても充実したものでした。

自分の口の中がどのようになっているかは直接自分の目ではなかなか見にくいところであります。その口の中をデジタル一眼レフカメラで撮影してパソコン上で拡大してみると非常に細かなところまで実際に自分の目で良く見ることができます。

むし歯のない綺麗な歯であったり、虫歯におかされて穴があいている歯であったり、健康な歯肉であったり、赤く腫れている歯肉であったり・・・・・・・

口の中の写真を撮影することによって、ありのままの口の中の状態が自分の目で確認することができます。

むし歯があったり、歯肉が腫れていたりなどの状態はみなさん自分の口の中にはあってほしくないと思いますが、もしそのような状態があれば早期に処置をしたほうが進行することなく快適なお口の中を維持することができることでしょう。

日本ヘルスケア歯科研究会の発表を直前に控えた井上さんに時間を割いて講義をお願いしました。

口の中の写真の講義はスタッフ全員で聴講し3時間にも及びました。

数名ではありますが患者さんの口の中の写真撮影をして説明をさせてもらっています。

できるだけ分かりやすい医療を提供しようとスタッフ全員で考えていますので、お口の中の写真を取らさせていただくときはご協力のほどよろしくお願いいたします。

口の中の写真をとる講習会を院内で開催しました

午後の診療時間を休診にさせていただき、口の中の写真撮影の実習を講師をお招きして開催しました。

日本ヘルスケア歯科研究会のセミナーで紹介していただいた歯科衛生士の井上さんを講師に招いて、口の中の写真撮影の実習講習会を開催しました。

井上さんはフリーランスという歯科衛生士さんでいろいろな歯科医院などに出向き予防歯科の処置を行ったり、このような出張セミナーを行ったりと多忙かつ経験豊富な歯科衛生士さんです。

今回は当院スタッフ全員参加のもと、井上さんから口の中の写真をとることの重要性のレクチャーを受け、写真撮影の実習を行いました。

講師を招いて院内で口の中の写真撮影の実習を行いました

(まずは基本的なことを井上さんから全員でレクチャーを受けました)

マンツーマンで指導開始です

(マンツーマンで撮影のコツを伝授していただきました)

DSCF1913

(撮影も慣れてきたせいか、緊張の取れてきて笑顔もこぼれてきました)

今まで当院でも口の中の写真撮影は行っていましたが、今回はより綺麗で見やすい規格写真を撮る方法を伝授していただきました。

綺麗で見やすい規格写真を撮る理由は、口の中の状態を写真という分かりやすい方法で記録をとっておくことによって何年・何十年経った口の中の変化を比較検討することができ、それによって患者さんへより適切な処置や予防方法などを提供することができるからです。

また、写真というビジュアルがあると直接見ることのできない自分の口の中を、患者さん自身が見られるというメリットもあります。

今回の実習でスタッフ同士で相互に撮影を行った写真の一部を紹介します。

口腔内写真撮影のスタッフ同士の相互実習 正面から見た写真です

(口の中って正面から見るとこんな風になっています。)

口腔内写真撮影のスタッフ同士の相互実習 横から見た咬み合わせの写真です

(横から撮影すると咬み合わせもよく分かります)

口腔内写真撮影のスタッフ同士の相互実習 下の奥歯を内側から見た写真です

(下あごの奥歯の写真です。これは口の中の内側・舌のあるほうから奥歯を見た状態です)

口腔内写真撮影のスタッフ同士の相互実習 上あごの奥歯を内側から見た写真です

(上あごの奥歯の写真です。写真でもないと自分の上あごの奥歯は絶対に見られない場所ですね)

このような口の中の写真を撮っておき、例えば毎年撮り続けていけば口の中の変化していく様を観察することができます。

小さなお子さんのときから撮りつづけていけば、乳歯から永久歯にだんだんと生え変わり、成長とともに大人の歯へ変化していく状態を記録することもできます。

そのときにむし歯や歯並びなど前回から変化した部分があればとても分かりやすいため、異常があれば早い段階で処置を開始することもできます。

あなたも口の中を撮影して、写真で奥のほうまで見てみたくはないですか?

栃木県に新しく歯科衛生士専門学校ができます

栃木県小山市に新しく歯科衛生士の専門学校が2010年春に開校します。小山歯科衛生士専門学校【仮称】です。

栃木県内に歯科衛生士専門学校は宇都宮に2校ありました。この学校が3校目となります。

3年制で定員は女子40名です。2009年秋から学生を募集するらしく問い合わせは同校開設準備室(0282-28-0202)です。

予防歯科の中心となって活躍する歯科衛生士が増えることは、患者さんにとっても非常にメリットが大きなことです。

すでにある宇都宮の歯科衛生士学校の詳細は下記のリンクからどうぞ

宇都宮歯科衛生士専門学校

栃木県立衛生福祉大学校歯科衛生学科

外国ではむし歯予防のために水道水にフッ素を加えていると聞きました。日本ではなぜやらないのですか?

Question 外国ではむし歯予防のために水道水にフッ素を加えていると聞きました。日本ではなぜやらないのですか?

Answer  すでに世界の70カ国以上が実施していますが、日本では反対意見もあり実施されていません。

水道水にフッ素を加えること(水道水のフッ素化)は、むし歯予防の方法として最も有効なものの一つであることはよく知られています。世界の予防歯科の研究者の実験結果からも証明されており、世界の70カ国以上で水道のフッ素化が実施されています。

アメリカ合衆国やカナダ、ヨーロッパ諸国では人口の50%以上にフッ素化された水道水が供給されています。水道水に添加されるフッ素の濃度は1ppm(1%の1万分の1)が適当であるとされています。

しかしながら、水道水のフッ素濃度が2ppmを越えると歯に斑点が生じる事が知られており(斑状歯といいます)、さらにそれ以上フッ素を添加すると毒性が強くなり全身に重大な障害を生じることが報告されています。そのため、日本では一部の市民団体などから「フッ素には毒性がある」として水道水のフッ素化に反対しており、むし歯予防のための水道水のフッ素化が実現していないのが現状です。

むし歯予防の観点からいえば極めて残念な状況でありますが、恐らく今後も当分わが国ではフッ素化は実施されそうにありません。そこで、やや効果は劣るのですが、フッ素洗口やフッ素入り歯磨剤などを毎日応用してむし歯予防に努力していただければ幸いです。

フッ素を歯科医院で塗布してもらっていますが、フッ素入りの歯みがき剤をさらに使う必要はありますか?

Question フッ素を半年に1度歯科医院で塗布してもらっています。フッ素入りの歯みがき剤をさらに使う必要はありますか?

Answer それぞれ含まれるフッ素の「濃度」が異なります。両者を並行して使うことが大切です。

むし歯予防に「フッ素」役立つことをご存じの方が増えて、とてもウレシイです。結論からいうと、歯医者さんが塗布するフッ素と、歯みがき剤の中に含まれるフッ素では、濃度がまったく違うので、両者を並行して使うことがむし歯予防には必要なんですよ。身近になったフッ素ですが、「濃度」をよく知って安全に使いこなしましょう。

歯医者さんがむし歯予防のために塗布するフッ素と、歯みがき剤の中に含まれるフッ素では、濃度がまったく違うので、両者を並行して使うことがむし歯予防には必要なんです。身近になったフッ素ですが、「濃度」をよく知って安全に使いこなしましょう。

歯医者さんがむし歯予防のために塗るフッ素は、9,000ppmF(ppm=100万分の一)と高濃度です。いっぽう日本で売られている歯みがき剤の中に含まれるフッ素濃度は、大人用も子ども用も、だいたい900~970ppmFと低濃度。市販のベビー用歯みがきジェルやフッ素スプレーでは、100ppmFとさらに低い濃度になっています。また歯科医院専売の子ども用フッ素ジェルには、6歳未満のお子さん向けに500ppmFのものもありますから、お子さんの年齢に合わせて選んであげてください。

カリオロジー(むし歯の学問)で知られるスウェーデンのダグラス・ブラッタール先生によれば、子どものむし歯が減った要因で、最も重要な役割を果たしたのは「フッ化物配合歯みがき剤」である、と世界の専門家の75%が回答したそうです。10年前の調査です。その後日本でも健康増進法が施行され、児童の90%以上がフッ化物配合歯磨剤を使うようになる、という数値目標が掲げられましたから、朝晩2回、ご家庭でフッ素入り歯磨き剤でみがくことは、世界が認めるもっとも安全で、効果的なむし歯予防法であるといえます。

口の中が乾いていると口臭が起こりやすいですか?

Question  口の中が乾いていると口臭が起こりやすいという話を聞きました。こまめに水やお茶を飲んでうるおせば解決しますか?

Answer  あまり期待できません。まずは唾液が本当に減っているのか、調べてみましょう。

確かに唾液の分泌量が減ると口臭が強くなります。ところが、正常の人は唾液を増やしても口臭は減らず、水を飲んでも効果は限られています。中には「チューインガムを噛んで、唾液を通常より増やすと口臭が減る」と誤解している方はいませんか?

あなたの場合は、唾液が本当に減っているのかまず調べてください。唾液が正常ならば、水を飲んでも強い効果は期待できません。一度、口腔外科などで唾液分泌量を調べてください。唾液が減っていれば口臭予防のために、こまめに水分を摂取するほか、唾液分泌の促進や人工唾液などが必要かもしれません。専門医と相談してください。

一方、唾液分泌が正常な人でも、長い時間しゃべったり緊張すれば、口が乾き口臭が出ます。こういう時、水を飲めば口臭は減りますが、せいぜい20~30分ぐらいの効果です。飲むだけでなく、何か固形物を食べて、それから水分を摂取してください。物を食べるという行為で口臭物質が8割減ります。ちなみに歯みがきでは2割しか減りません。

もしガムぐらいしか食べるものがないというのであれば、シュガーレスガムでなく、普通の「砂糖入りガム」にしてください。砂糖のため口が酸性になると口臭は発生しません。ただし、むし歯予防のため歯みがきを忘れずに。

口臭は歯周病が原因のことがはるかに多いので、その予防のため、3ヶ月~半年に1回、歯科医院での「歯石取り」も忘れずに。

一度詰めたり、かぶせたりした歯でもむし歯になるのですか?

Question  せっかく治したのにむし歯ができて。一度詰めたり、かぶせたりした歯でもむし歯になるのですか?

Answer  きちんと歯をみがいていないと再びむし歯になることがよくあります。

確かに一度歯科医院でむし歯を治したのに、数年たって再びむし歯になると、悔しい気持ちになりますね。

歯科医は、むし歯をできるだけ必要最小限に削って、レジンという接着剤を詰めて治します。大きなむし歯で歯髄という神経を除去したケースでは、型を取り、歯科技工士が作製した金冠や差し歯を、接着剤を用いて、歯にくっつけています。

歯を完全に、そして永久に接着する材料は存在しません。現在、これらの接着剤の耐久性について研究が進んでいますが、口のなかという過酷な環境下では、5年以上たつと接着剤の接着性能が半減することがわかっています。

したがって、治してから数年もすると、詰め物やかぶせ物がとれたり、歯とのあいだにすき間ができることが考えられます。

さらに、毎日のブラッシングが不十分ですと、そのすき間からむし歯菌が再び侵入して、残っている歯質が酸でおかされ、再びむし歯となってしまうのです。

この再度生じた虫歯のことを「二次う蝕」と呼んでいます。

「二次う蝕」の発生頻度は10~20%前後と報告されています。ただ、よくブラッシングされている患者群では、その発生率は10%以下に下がることもわかっています。

むし歯を治したあとも安心せず、毎日毎食後のブラッシングを続けてください。

子供用の歯ブラシの選び方は?

Q どんな歯ブラシがよいのですか?痛がって逃げられるので、特に仕上げみがき用について教えてください。

A お子さまの年齢に合わせて、仕上げ歯ブラシを選び、仕上げみがきの達人になりましょう。

仕上げみがき用の子ども歯ブラシの選び方ですね、お任せください。

2歳

2歳くらいのお子さんで、仕上げみがきを嫌がるときは、毛がソフトで密集したタイプを選びましょう。お母さまの手の甲をみがいたとき、マッサージのようで気持ちイイ、と感じるソフト歯ブラシなら、お子さんも嫌がらないはず。2歳くらいでは、仕上げみがきという習慣をつけることが大切です。歯垢を落とす目的の、ふつう歯ブラシでいきなりみがくのではなく、少々、歯垢は落ちにくくとも、まずは柔らかめのソフト歯ブラシで試してみてください。慣れてきたら、ふつうの硬さにステップアップしていきます。

4歳

4歳ともなれば、乳歯列も完成し、大脳新皮質の発達により大人の会話を理解、それに合わせて行動することができるようになります。なぜ仕上げ磨きが必要か、説明すれば理解し、大人しく磨かせてくれるはずですよ。そんな4歳さんには、年齢にあった仕上げ磨き用歯ブラシを選んでください。お店で迷ったときは、次の3つのポイントが、役に立つでしょう。①毛の高さは高すぎるより、低くカットしてあるもの。②ブラシの幅は、狭すぎるものよりも幅があるものの方が磨くとき安定して子どもが痛がりません。③毛先が球状にふくらんだものや切りっぱなしのものは避け、ラウンド処理など歯肉を傷めない加工がしてあるものを選びます。それでも磨かせてくれないときは、みがき方に問題があるかもしれないので、お近くの小児歯科で相談してみてくださいね。

夜更かしを続けていたら、急に虫歯が増えちゃって・・・

Question 夜更かしを続けていたら、急に虫歯が増えちゃって・・・何か関係があるのですか?

Answer 関係あります。夜更かしをして飲食しブラッシングせずに眠るとむし歯のリスクが高まります。

「夜遅くまでテレビを観ながらお菓子をボリボリ食べ続けた・・・」「眠くなってそのままブラッシングをせずに眠ってしまった・・・」そんなことはありませんか?食事の回数が多い、ダラダラ食べるなど、一日のうち、口の中が酸性になる時間が長いほど、むし歯になりやすい環境となります。たとえば「ミルク一杯のんだだけだから大丈夫!」と思いがちですが、実は牛乳も糖質です。甘い砂糖だけでなく、果物、お酒も同じで、水やお茶以外のほとんどの食べ物が口の中でむし歯菌と一緒になって、むし歯の原因となる酸を作り出します。

また、睡眠時間が少ないと疲れるため、唾液の量が減少します。唾液には、口の中の汚れを洗い流す自浄作用、良性の菌をたくさん含むことによる殺菌作用があります。夜ふかしをすると、仮に規則正しい生活の時と同じ食事回数、ブラッシング回数であったとしても、むし歯になりやすい環境となってしまいます。つまり、唾液の減少によっても、口腔内のむし歯菌が増加し、むし歯になりやすい状態になるのです。

夜ふかしをして何か食べた場合は、必ずブラッシングをするようにしましょう。また、ブラッシング後に甘い物がほしくなったら、キシリトール100%のガムやタブレットを利用しましょう。キシリトールは、歯の表面にむし歯菌をつけないため、むし歯にならない代用糖として使われています。