歯を抜かずに保存する勉強会の1年間の研修が終わりました。

先日、1年間続けてきた歯周病の勉強会が終わりました。歯周病専門医であるスウェーデンデンタルセンター弘岡秀明先生に講習・実習・症例報告などの研修を行い行い指導していただきました。

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今まで保存できずに抜歯になるような歯も、できるだけ残せるようにしていきたいと考えています。ただし弘岡先生もお話していましたが、全ての歯が残せるわけではなく、重症化しすぎた歯はやはり治療の限界があり抜歯とせざるを得ないこともあります。抜かないといけないほど重症化して欲しくないですね。

  自分の歯を長く使っていくためには、まずはしっかりと歯周病の治療を行わなければなりません。その後は歯に汚れがついてしまうとすぐに歯周病は再発してしまうので、毎日のハブラシ等を行って歯の汚れを丁寧に落としておくことと、定期的に歯科医院でのチェックと歯ブラシでの磨き残しのクリーニングを行っていくことが、自分の歯を守っていく重要なことになります。「痛くなったら歯医者に行く」では重症化してしまいます。「痛くならないよう歯医者でメンテナンス(お手入れ)をする」といった感じでないと自分の歯を守っていくことはできません。

そこまで治療とメンテナンスを行っても不幸にも自分の歯を抜くようなことがあれば、なくなった部分だけに対してインプラントという選択肢も検討しても良いかと思います。

無事に1年間の研修の最後に帝国ホテルにて卒業式が開催されました。無事に私も終了証をいただくことができました。写真はそのときのものです。

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これからも年数回の弘岡先生主催の勉強会があるので、そちらへは継続的に参加をして勉強を続けていきたいと思います。

今までにない新しい発想のこどもの歯科

先日、栃木県内にある早乙女歯科医院を見学させていただきました。

そこの歯科医院は通常の歯科治療のほかにインプラントや予防歯科・メンテナンスにも力を入れている歯科医院です。

さらに昨年「キッズデンタルパーク」という新しいコンセプトの小児歯科をはじめました。

こども専用の待合室と診療室などがありそこの作りやコンセプトが子どもを歯医者嫌いにさせないようになっています。実際、見学中にも小さなお子さんが来院していましたが泣いたり暴れたり嫌がったりなどするお子さんは1人もいませんでした。

これなら0歳児からもしっかりと予防歯科を浸透させることができ、むし歯のない大人へとなってもらえるようになるのではないかと思いました。日々小さなお子さんには歯科治療のトラウマを作らないよう心がけて診療を行っているだけに、このようなコンセプトの歯科医院があることはとても勉強になりました。

キッズデンタルパークの診療室です。

子ども専用待合室の一角です。お子さんがリラックスできるようなつくりになっています

リトルデンタルタウンのポスターです。

綺麗な歯の作り方

数年前から毎年参加しているセミナーへ行ってきました。それは差し歯を作る方法と白いプラスチックで詰め物をしていく方法を勉強するセミナーです。毎年のように新しい技術や材料が出てくるので、新しいものの良いところを自分の技術と知識に取り入れるために毎年参加しています。

綺麗で自然な歯を作るためのセミナー風景です

今年は虫歯になった部分を削って白いプラスチック(コンポジットレジン:CR)を詰める技術においてかなりいい方法のレクチャーがありました。

実際、その方法を早速クリニックで取り入れて行ってみましたが、今まで以上に自然な仕上がりで虫歯を治療できました。かなり有用な方法なのでこれから虫歯治療のスキルアップができたと思います。それでも数年間のうちにはプラスチックは変色する事は避けてとおれないので、やっぱり虫歯にならないで自分の歯を大切にするほうがずっといい事は変わりありません。

海外留学をして学んできた歯科医師たち

先日、海外の大学院へ留学して博士や専門医となって帰国してきた歯科医師数名による講演会があったので参加してきました。

主催者は米国歯科大学院同窓会(JSAPD)という組織です。これはアメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアなど世界各国へ2年以上の留学をして博士号や専門医の資格などを取得してきた歯科医師たちの組織です。

今回のセミナーでは歯周病の専門医・インプラントの専門医・補綴(入れ歯など)の専門医・矯正の専門医など5名の専門医の先生たちの講演を聞いてきました。

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写真は休憩時間の会場内の様子です。

日本の歯科とはまた違った教育を受けてきた先生方ばかりの講演だったので、普段目にするしか情報とはまた別のグローバルな視点からの考え方を学ぶことができました。日本だけの情報に偏らずに、世界中の歯科の情報からこれからも勉強していかなければならないと今まで以上に思いました。

今回はお世話になっている先生が講演者の1人だったので、たまたまこのような機会にめぐり合えたことはとてもラッキーだったと思います。

しかし、ずっと昔から数多くの日本人が海外へ留学し勉強をしにいっていたことは私の想像をはるかに超えていました。まだまだ見聞を広めないといけないことはたくさんあるなと実感して帰ってきました。

これからも米国歯科大学院同窓会(JSAPD)の公開セミナーは積極的に参加していきたいと思います。

虫歯が大きくなっても歯を抜かずに残す治療

経験された方も多いかと思いますが、むし歯が歯の神経まで進行するととてつもない激痛が起こります。(できることならその前に治療してしまえばこのような痛みは回避できるのですが・・・・)

また、神経が死んでしまっても歯の奥深くに虫歯のばい菌が進行してしまい、根っこの奥のほうで膿をもってしまうこともあります。

むし歯がどんどん進行してしまうと痛みや腫れを繰り返したりして、抜歯するような場合も少なくはありません。

そのようなときに歯を抜かずに何とか治療をして使えるようにする治療方法があります。その治療方法は歯内療法といい、その字のとおり歯の内部を治療する方法です。

歯の内部には神経が通っていた小さな管がありますが、その太さは数十~百ミクロン程度の太さしかありません。その細かいところの治療するときに最近使われ始めているのが顕微鏡です。理由単純で「細かいところまで良く見える」からです。

その新しい機械である顕微鏡(マイクロとも言われます)の使用について実習のセミナーを受講してきました。

歯科用顕微鏡がずらりと並ぶ実習室です。

歯科用の顕微鏡がずらりと並ぶ実習室で二日間朝から晩までカンズメで実習を行ってきました。机の上においてあるお茶のペットボトルの本数がそれを物語っていると思います。この写真は二日目の朝、1時間早めに行って練習をしようとしたら、すでに先着がいました。受講生全員やる気はものすごかったです。

歯科用顕微鏡、外科手術で使用するものと同じつくりです

これが歯科用の顕微鏡です。脳外科など医科の手術でよく使われていることはテレビなどで見ることがあると思いますが、基本的にはそういったものと同じ仕様だそうです。倍率は約3~20倍まで調整できます。通常私は4.5倍の拡大鏡(ルーペ)を使用していますが、見え方はその比ではありませんでした。表現は適切かどうか分かりませんがパチンコの玉がバレーボールくらいの大きさに見える感じです。それくらいあの小さな歯が大きく見えます。

それだけ拡大して行う治療なので細かいところまで丁寧にできるため治療の精度を上げることはできますが、そのぶん治療時間もかかります。もちろん歯科用顕微鏡を使うだけでは治療成績はよくなりません。そのほかにも今回の二日間のセミナーでも、歯の根っこの治療を成功させるための手技や知識がたくさん学べました。そのようなところから治療方法を改善して、1本でも多くの歯を抜かずに残していけるよう治療の精度を上げて行きたいと思います。

それにしても歯科用顕微鏡はいずれ当院にも導入していきたい最新機器であることは間違いないと思います。

歯周病の再生療法

歯周病とは専門用語では歯周炎と呼ばれ、昔は一般的には歯槽膿漏などと呼ばれていた病気のことです。

歯周病は成人の80%以上の人にあるとも言われており、むし歯と並んでとても罹患率の高い病気です。80%以上といえば10人いれば8,9人は歯周病ということです。

とくに40歳以降では歯を失う原因はむし歯よりも歯周病のほうが多いといわれています。しかしながら、若い方にも歯周炎は発症します。若年性歯周炎といわれる病気もあり、その歯周炎は10代から発症します。

そのような歯周病とはどんな病気なのでしょうか?

歯周病は歯そのものを冒すことはありませんが、その歯を支えている歯肉や顎の骨を痩せさせたり溶かしてしまう病気です。その結果、むし歯のない健康な歯でもグラグラとなって抜けてしまう恐ろしい病気です。

歯周病の原因は口の中で歯周病菌が増殖していき、歯肉を痩せさせ骨を溶かしてしまいます。

歯周病を治すためにはその原因となっていた歯周病菌を減少させて、再び増殖しないよう警戒監視していくことが大切になります。

それでも一度溶けてしまった骨は元通りにはならないため、少しでも溶けてしまった骨を復活させるために治療法の1つに歯周病の再生療法があります。

先日、その歯周病の再生療法についてレクチャーを受けてきました。講師はスウェーデンデンタルセンターの弘岡先生です。

2日間の講習会の最後にCertificateをいただきました。

スウェーデンデンタルセンター弘岡秀明先生よりCertificateをいただきました。 

全ての歯周病に適応できるとは限りませんが、条件がそろえばとても有効な治療法です。

共同通信社にも弘岡先生の再生療法の記事が取り上げてありますのでご参照ください。

3時間の講義と実技の研修会を院内で行いました

平成21年9月に行った研修会の第2回目を11月に開催しました。

前回の研修会の内容はこちら

前回の研修会では患者さんのお口の中の写真を撮影する手技をスタッフ全員で学びました。

今回の研修会では前回の研修会のときに来ていただいた井上さんから、口の中を撮影した写真をどのように患者さんへ分かりやすく説明をするかなどの内容をスライドを使って講義を行っていただきました。約3時間の講義の内容はとても充実したものでした。

自分の口の中がどのようになっているかは直接自分の目ではなかなか見にくいところであります。その口の中をデジタル一眼レフカメラで撮影してパソコン上で拡大してみると非常に細かなところまで実際に自分の目で良く見ることができます。

むし歯のない綺麗な歯であったり、虫歯におかされて穴があいている歯であったり、健康な歯肉であったり、赤く腫れている歯肉であったり・・・・・・・

口の中の写真を撮影することによって、ありのままの口の中の状態が自分の目で確認することができます。

むし歯があったり、歯肉が腫れていたりなどの状態はみなさん自分の口の中にはあってほしくないと思いますが、もしそのような状態があれば早期に処置をしたほうが進行することなく快適なお口の中を維持することができることでしょう。

日本ヘルスケア歯科研究会の発表を直前に控えた井上さんに時間を割いて講義をお願いしました。

口の中の写真の講義はスタッフ全員で聴講し3時間にも及びました。

数名ではありますが患者さんの口の中の写真撮影をして説明をさせてもらっています。

できるだけ分かりやすい医療を提供しようとスタッフ全員で考えていますので、お口の中の写真を取らさせていただくときはご協力のほどよろしくお願いいたします。

歯のホワイトニングの最初の目的はアンチエイジングだった

歯を白くするホワイトニングはアメリカを中心にはじまってきた治療方法ですが最初にはじめられた目的としては高齢の方のアンチエイジングのために導入されたそうです。先日参加したセミナーで講師が言っていましたが、私もこのことははじめて知りました。

歯が変色する原因となる着色物は時間の経過とともにどんどんと歯の中に蓄積されてきます。そのため年齢が上がるにつれて白い歯の色が黄色やグレーや黒くなどに変色していくように見えます。しかし、ホワイトニングをすることによってそれらの蓄積された歯の着色物は分解除去されて以前より白い色へと変化させることができます。

歯の中に蓄積された着色物は若い人に比べ年配の方のほうが大量に存在します。その大量なホワイトニングで一気に半分近く分解するために急激に白くなったように感じます。歯が白くなれば見た目の印象が確実に若く見えるためにアンチエイジングとして有効ではないかと考えられホワイトニングははじめられました。実際に当院では60代の男性にホワイトニングを行ったところ、相手への印象が非常によくなったと大変喜んでいただいております。

ビジネスシーンでは髭の手入れ、鼻毛の処理、靴の手入れなど初めて逢った人物にそのような細かいディテールをチェックし相手を選ぶことがあると聞きます。その1つのパーツとして口元の美しさ・清潔度があるとかなり好印象になるといわれています。

ホワイトニングを行うことには年齢・性別に全く関係ないということです。ただし10台以下はホワイトニングの適応外となります。ホワイトニングが盛んなアメリカでも10代以下にはホワイトニングは行わず歯のクリーニングなどではの清潔に保っています。

「もう私は歳もとってるし・・・・」などとあきらめることはありません。あなたもホワイトニングを行って若返りをはかってみてはいかがですか?

第15回日本そば博覧会2009日光そばまつりに出店します!!

2009年10月31日~11月3日まで栃木県日光市で開催される 「第15回日本そば博覧会2009日光そばまつり」 にブースの出店をします。

歯科医院としてではなくWeb日光という所属団体での出店です。

グルメミートワールド提供のスペイン産イベリコ豚の生ソーセージの3種類を日光の地酒「原酒柏盛」で酒蒸しにしてからフライパンでいためたものを販売いたします。

先日、メンバーで夜遅くまで準備をしていたときの写真を掲載します。

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POPの作成は【デザイン工房DD-DUCK】

写真撮影は栃木県日光市足尾のに精通しているオノザキフォト

イベリコ豚生ソーセージの調理器具などの提供はキッチン用品の柳屋日光甚五郎煎餅石田屋と鬼怒川温泉の湯けむりまごころの宿一心館

ブース内の作成は竹澤工務店

備品の準備や当日の手伝いにクリーニングブランド日光石臼挽きそば古代村日光あげゆばまんじゅうのさかえや 、 日光で着物着付けうたかた

そして私を含めた総勢13名で準備を行っています。

歯周病治療の勉強会に行ってきました

現在、東京で開催されている歯周病治療の年間コースに出席してきました。

講師は歯周病治療の先進国であるスウェーデンへ5年間の留学のある先生です。

第4回目にあたり、今回も2日間にわたり朝から夕方までレクチャーを受けてきました。

今回のテーマはより重症化した歯周病になった歯を何とか残して使える方法を学んできました。

今までもその治療方法は知ってはいましたが、より詳しい内容や今までの治療例をたくさん閲覧し、またそれらを裏付ける論文もたくさん紹介してもらいました。

しかし、これらの治療法をもちいても限界があることも事実としてあります。

今回のレクチャーで得たことを患者さんへ還元して1本でも多くの歯周病の歯を抜歯しないで残していくようにしていければと思います。

やっぱり自分の歯で咬めることが一番ですよね。