歯並びの治療には、どうしてあんなに長く時間がかかるのでしょうか?

Question 歯並びの治療には、どうしてあんなに長く時間がかかるのでしょうか。

Answer  歯に無理のない力をかけ顎の骨のなかを少しずつ移動させるからです。

歯並びの矯正治療とは、矯正装置で歯に無理のない力をかけ、歯槽骨(歯の根が生えている顎の骨)のなかで少しずつ移動させる治療です。

骨代謝を利用してゆっくりと正しい位置にまで持っていくわけですから、どうしても時間がかかってしまいます。髪の毛が1ヶ月で何センチも伸びないように、は1ヶ月で数ミリ動くだけです。同じ年齢でも個人差によって移動量は異なりますが、1ヶ月に動く量には限度があることを理解してください。

矯正装置は4~6週間に1回チェックを行い、歯の動いた状況に合わせて調整します。

年齢や不正咬合の状態にもよりますが、矯正装置をつける機関は抜歯をする場合、一年半~2年かかります。その後は歯がもとの位置に戻る(治療後の後戻り)のを防ぐため、取り外しのできるリテイナーという保定装置をはめます。リテイナーは、はじめの1年くらいは1日中、その後は夜だけというように、徐々にはめる時間を減らしていきます。

リテイナーをはめる期間は矯正装置をつける期間と同じくらいかかるので、完全に矯正治療が終わるまで治療期間と保定期間をあわせて3~4年は必要だと考えてください。

矯正治療は期間も長くかかり、歯みがきのトレーニングなど治療中の患者さんが努力を要するたいへんな面もありますが、その努力の分確実に美しさと健康な歯を手にすることができるのですから、ぜひ頑張ってほしいと思います。長い人生のほんの数年のことと思えば、たいした期間ではないと思いますよ。考え方をポジティブにしてみてはいかがでしょう?

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